苦瓜スープで始まる朝

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朝食時、昨夜の残りの苦瓜のスープを温めて大きなお椀に山盛りにして、ご飯の代わりに食べようとしたら、何でも食べるが苦瓜は食べない息子が身を引いて「食べられないためにそんなに苦くなったのにかわいそうじゃないか」と言う。確かに、この容姿と味になった努力が無駄になっているという感じはするが、残念ながら私は苦瓜が大好きであり、つい先日友達から大量にもらったのを夫が店に持っていってタイ風のスープにして持ち帰ってくれた。多分3本か4本分くらいはあったと思う。それだけの量を昨夜半分食べて、今朝残りを全部食べてしまった。そしてコーヒーを飲んでいるのだから、今日は身体が苦い側に極端に偏ってのスタートとなる。味の偏りが思考とか行動に影響するのか知りたいものだ。酸っぱい日とか辛い日とか甘い日とか、そういう実験もどこかにあるのだろうか。全くこの分野に知識がないので、ただ不思議だなあと思う以上に発展させられないが、人による味覚の違いは実に面白い。特にお店をやるようになってから、多くのお客さんを通じて、いろんな場面を見ることになり、それがまた面白い。

私は辛味を舌の底から愛しているので、これを嫌いとか食べられない舌をイメージしにくい。でも友人の中には、インスタントカレーも甘口が上限という人がいる。辛味に鈍感だから、私は子供にも離乳食を過ぎた頃から中辛を与えていたので、彼らは甘口カレーの味を多分今も知らないと思う。こういう味覚に対して「タイにいたから慣れたんですね」と言われることがあるが、それは違って、昔から辛いものが好きだったが、私が若い頃の日本では今ほどおおっぴらに辛いものが出回っていなかった。それに刺激物は体に悪いと言われるし。だからタイ料理を知った時には、出会うべきものについに出会えたという回帰のような気持ちの方が強かった。息子を驚かせた苦瓜スープも一見ただのクリアスープに見えるが、パクチー(コリアンダー)の根がそのまんま入っているしニンニクの漬物など、隠し味が効いている。夫は、ウチの庭で1本だけ実ってとっくに収穫してしまった後の苦瓜の茎と葉を「これが美味しい」と言って摘んでいた。湯がいてナムプリックをつけて食べる。意識的に食べたことがないので食べてみたい。タイ料理を知るまでは、ここまで食に興味をもっていなかったはずだが。
by kienlen | 2006-09-26 09:35 | タイの事と料理 | Comments(0)

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