一瞬の失敗の処理をどうするか

注文した本がアマゾンから届いたのだが、開けようか開けまいか迷っている。もちろん、いつもなら躊躇なく喜んで開封する。今回迷っているのは、このまま返品するか、あるいは一瞬のクリックでだぶって注文してしまったものを、諦めて受理するか。便利さからネット注文が増える。すると注文図書の分野も広がるので、先方からのお勧め本攻勢の構成も重層的になってくる。先日は日本語教育関係が多かった。それが絶好のタイミングだったのだ。まるで、自分の行動と思考を読まれているような。つまり、当面自分が優先させようと思っているのが、日本語教師養成講座の通信講座の課題提出で、その意欲の元になっているのが、タイからの高校留学生への日本語指導という仕事。となると、とにかく当座の勉強が必要で、それは通信講座にも役立つわけなので、渡りに船とばかりに、すぐに使えそうなものを2冊注文した。でも画面のデザインがいつもと違っていてよくわからず、結果的に2回クリックしてしまった、ということに確認メールが来てから気付いた。慌ててキャンセルの方法を見ながら手順に沿ったのに「この商品はすでに発送準備に入っていますのでキャンセルできません」という冷たい表示。機械的とは、よくぞ言ったものだ。

一般書だったら、友人にプレゼントするなり買ってもらうなりを考えられるが、日本語を外国人に教えるための文法書である。決して安くないのの、初心者向けと中・上級者向けの2冊セット。ただでさえ、仕事の報酬と投資の関係には悩んでいるところなのだ。何事も初期は投資の方が多い。それは覚悟している。しかし、その覚悟の裏には、長期的には投資分が回収できるだろうという見込みが刷り込まれている。しかし、この歳で新しい分野に挑戦したところで、一体どこまで可能なのだろう。もともと良くない物覚えはますます退化だし、こんな時間を遊びに使った方が人生楽しいような気もしなくもない。重たいアマゾンの荷物を前に逡巡。開封したら返品できないようだ。でも2セットは不要でも1セットはすぐに使いたい。別々に梱包してくれればいいのになあ。しかし、それにしてもあれだけの時間でキャンセル不可能って、騙しじゃないか、だいたい同じ物を2冊注文したら「クリックミスの可能性あり、要確認」という注意をしてくれたっていいじゃないか、こんなに技術は発達しているんだし。いやいや、この迅速さがネット注文の強みなのだ、等々いろいろな思いが交錯する。開けたい、見たい、読みたい、使いたい、対、もったいない。どっちに転ぶか。
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by kienlen | 2006-09-16 22:24 | 仕事関係 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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