国際結婚主婦の井戸端話

昨夜のことになるが、友人から電話があった。開口一番「あなたねえ、ウチに公安が来たのよお」。その友人の夫は外国人。心なしか唇の震えが受話器を通して伝わってくるようだ。公安ですか。それから私達国際結婚主婦は電話でしばらく、昔なら井戸端会議をした。言い回しのみデフォルメして内容は簡略化。「来て何を聞いたの」「今ウチの人、国に帰っているからアタシ1人でしょ。公安の人は赴任したばかりで挨拶ですって」「まあ、それは。でも特に困ることないでしょ」「でもねえ、公安って名刺出されると、嫌なものよお、慣れてないし。それにまた来るだろうけど、情報提供しろとか言われたらどうしよう」「協力する義務はないし、差しさわりのないことは答えて、答えたくないことは拒否して淡々と接すればいいんじゃないの。テロ対策の一環ってことだろうし、それに地域の安全パトロールとか、世論だって治安対策を支持ですものね、自由が制約されても」「そうなのよねえ、でも気味が悪いわあ。お宅も国際結婚だから行くかもよ」「あらあ、ウチはタイ人ですもの、敬虔穏便な仏教徒、お宅のようにイスラムじゃないし、テロリスト支援国家として警戒されている国じゃないし、ホホホ」「でもねえ、共謀罪とか、ほんと、気味が悪いわあ」

「治安強化という名のもとに監視が強まるのは嫌だけど、それを支持する人の方が多いからねえ」「だから私は外国には住みたくないのよ、何かあると狙われるのは外国人だもの」「そうね。でもお宅はご主人、しっかりしてらっしゃるからいいじゃない。ウチなんか、タイ人社会の中にいるからホント心配。ちょっと女の子送って、なんて頼まれて車に乗せたら人身売買に加担なんてことになりかねないし、ちょっと預かってくれと言われて覚せい剤預かっちゃうかもしれないし、とにかく違法行為はしないでって常に言い続けないとねえ。何だって罪にできちゃうもの。そうなったらもう即生活が立ち行かなくなるのよお」「まあ、それはウチより大変だわねえ。なんだか、話していたら落ち着いてきたわ。どうもありがとう」「そうよ、公安の方が○○○よりはマシじゃない」「それもそうねえ。なんだか安心したわあ」おやすみなさい。
by kienlen | 2006-08-26 22:25 | タイ人・外国人 | Comments(0)

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