ココナツを使ってまろやかに?

ファックスは一応あるがめったに使わない。でも1枚入っているのに気づいて何かと思ったら、夫の店を紹介する記事の校正依頼だった。同じようなフリーマガジンがいくつもあって、どこもかしこもお店やエステなどの紹介。だからこういうファックスは時々入っている。私自身は全く興味なし。どうでもいいや、面倒くさいと思って放置していたが、今日になって目を通したら、とんでもないことが書いてある。…「グリーンカレー」はココナッツを使って日本人に合うようまろやかにアレンジされていはいるが、かなりの辛さ…。ココナツを使わないカレーをグリーンカレーとは呼ばないから、このくだりは明らかに間違い。全体につまらない記事であるが、広告でもないのだし、どうせ経験の浅い方が安いギャラで書いているのだろうから、そのままにしてもいいのだが、こいういう細かい点を見逃すことは社会のレベルを下げることにつながるのだと思いなおす。それで編集部に電話する。

「直そうが直さなかろうが、どうでもいいんですけど(グリーンカレーの描写を説明)今後のために言っておきますが、間違いです」、すると編集部、一応恐縮しつつも「でも知らない人向けと言うことで」。最近驚くことが多いが、この反応も驚き。知らない人が読むから間違いでもいいということか。私はそういう考えにはたっていないが、編集方針がそうであればご自由に。それで「そういう意味じゃなくて、ここは間違い、誤解だって言っているんです」と言うと「じゃあ、訂正します。他はいいですか」と聞かれたから「広告だったら全部ダメですけど、記事ですから何を書くのも書き手の方次第でしょ。ただ間違いを指摘しただけですよ」と言って切る。いや、実はもっと言ってしまった。「日本人の口に合わせる、とか、こういうもっていき方ってよくありますけど、タイ料理ってそもそも…日本人っていろいろ…、今後のご参考のために…」。若い時ほど良質のものに触れ、良質を求めようとしていかないと味の分かる大人になれないぞ、と説教したくなる自分。歳を感じたりする。
by kienlen | 2006-08-19 20:43 | タイの事と料理 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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