選挙が終わって眠れない夜

知事選だったので、こういう時くらいはテレビを見なければと思ったのだが、どこを見ていいか分からず、子供らにはスイッチの入れ方からおせっかいをやかれる始末。メカには弱いがそのくらいは知っている。でも面倒になって寝転んで読書の続き。KSD事件の真相に迫る法廷ノンフィクションで、この手の本は大好きなので選挙の分析よりこっちに夢中になっていたら、友人からの電話で中断された。もちろん選挙の話題。やはりテレビを見ることにする。どこをとっても「旧守派」のレッテルを貼るのにためらう必要のない人が当選した。バンザイをする面々を見ていると、ため息がでる。脇でマンガを読んでいた娘に向かって「こんな冴えない男達ばっかりでうんざりだ。政治家になれ!」と言うが「やだ!」と言われた。息子が「嘘つきにならないとな」と口を挟むから、「あんたの方が向いているかもね、口はうまいし人望はありそうだし、でも頭がないな」と八つ当たりする。

負けた現職の長めのコメントも聞いた。だからって、この人が当選して手放しで喜べるとも思えないなあ、とまたため息。こういうどっちつかずの自分は何なんだ、という反省の気持ちもある。投票率はほぼ66%。ということは、どう考えても、有権者の半数に及ばない人の投票行動が民意とされてしまうということになる。でも知事の任期は4年だし、次の選挙はまた変化があるかもしれない、と考えられる点では首相選びよりはマシな気もする。それにしても県政がここまで話題に上るようになったのは、現職のおかげ。特に記者クラブを廃止して誰でもが「表現者」として参加できるようになった功績は大きいと、私は思う。この6年間の意味が明らかになるのはこれからだろう。うーん、どうなるのかな。
Commented by 雹故   at 2006-08-07 01:25 x
当確の画面で勝利者の弁を聞いて、子どもたちは「これ本当かな?」と言っていた。勝利した陣営では「田中追討」が叶ったわけですが、脱記者クラブで鍛えられたマスコミ各社が「田中追悼記」をどんなふうに表現するのか楽しみです
Commented by ワイン at 2006-08-08 18:12 x
当選した新知事は、現職が作ってきたいくつかの形態を否定し改編すると宣言したようですね。まあ、「超・田中」で打って当選したのですから、変えるのはいいのですが、『表現道場は、記者クラブとどう違うのかわからない』という発言には呆れました。これで、またまた多くの税金が各種変換に投入されるのですね。選挙実施そのもののコストも含め、私たちはそれだけの代償を払って、自分たちの生活や社会システムを向上させる指導者を選ぶ賭けに臨むということでしょうか。野次馬的ですが、新たな首長が就任した数ヶ月間にかけられる経費の詳細を知りたいものです。
Commented by kienlen at 2006-08-09 00:49
表現道場と記者クラブに関するその発言には、私も愕然です。ガラス張りの知事室やコンシェルジェの次元とこれは違うでしょう。とにかく官僚政治から政治家の政治(ってヘンな表現かな)に変わるということは、こういう風にくるくる変わるということですね。そのための経費を知りたいのは私も同じです。今更逆戻りなんてないと思っていたけど、この発言を新聞で知った時はゾッとしました。見張っていきましょう。
by kienlen | 2006-08-07 00:50 | その他雑感 | Comments(3)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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