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『日タイ翻訳基礎編』

確か帰国から間もなく読み始めた。日タイの翻訳技術ではなくてタイ日を読んでみたいけど今のところ発見できていない。それはそのはずで日本語からタイ語にはたくさん訳されているがその逆はそれほどないんでしょうから需要がもうまるで違う。それでバンコクの本屋で買ったタイ人向けのを読んでみることにした。バンコクでタイ語に翻訳された東野圭吾の本を2冊読んでみて一冊は夢中になれてもう一冊がそうでもなかったのが原作の違いもあるが翻訳の違いもあるかもしれないと思ったりもする。それからテーマは自分の興味にドはまりなのに何度読みかけても挫折しているのがあるが、それは原作が英語のを日本語訳したものだけど、どうも翻訳に一因があるように思えてならない。ちょっと悔しい。

とにかくこの本を読むのに日本語の何十倍だか、あるいは何百倍という時間がかかり時間的に他への影響力が大きかった。しかしとっても面白かった。面白さの一番は、タイ人にとって日本語のどういう表現が分かりにくいかというのが分かったこと。それから翻訳理論を紹介してあり引用もちゃんとした学術書っぽいところがあって、多分大学の教科書に使っているのだろうと思われたが、つまり翻訳理論というのを勉強したことがないので、ふむふむという感じがして面白かった。来世はこういう方面の仕事をしたいなあと思うが、本の需要はますます減り、それに自動翻訳でばばばとできている可能性は高いと思われるので失業に違いない、ま、罪のない趣味ならいいか。朝の何時間かがあくことになるが、次もタイ語のを読んでみることにする。本をだいぶ整理したのにまだまだ入りきらないのがあふれている。娘から送られてきたものだ。中には、この間自分で買いそうになったのもある。危ない危ない。

by kienlen | 2018-04-28 09:06 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたりタイに住んだり戻ったり旅したり


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