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久々の裁判傍聴記

昨日に続いて晴れて暑い日になるのだと思って起きたらかなり激しい雨。慌てて外のウサギの様子を見にいく。室内で飼っているのだが、大雨続きで小屋掃除ができずひどい状態になっていたので、小屋の乾燥を待つ間、外泊してもらうことにしていた。どうせ雨は降らないから外で、と思ったがそれでも万が一に備えて軒下に泊まらせて良かった。無事に元気でいた。息子に「私が今日いなくていいか、いた方がいいか」と尋ねると「いなくていい」と言うので出かける。ただ、タイ人の裁判傍聴のために車で2時間の場所へ。バイトで2日間オフィスワークをしたら移動欲求が湧いたというのもある。

機会があれば裁判の傍聴はしたいと思っていて予定を調べるところまではするのだが、なかなかスケジュールが合わず、たまにしか行かれない。前回から多分1年くらい経ったと思われる。どの業界もそれなりの掟だとか暗黙の了解事項に満ちているだろうが、司法の世界もよく分からない。今日も、検察官が起訴状を朗読し、被告の簡単な経歴や証拠関係を読み上げ、弁護士がそれらを認め、さて次の展開は、と思ったら、裁判官が審理の日程調整に入ってしまった。風俗営業だとか入管法だとか、罪名がいろいろ並んでいたので、どういう応酬になるのか見たかったのに。確か前回の時も、検事が証拠物品を持参しなかったとかなんとか言い始めて、後日ってことですぐに閉廷になっていた。

裁判傍聴なんて国民の義務でもないし、話題の案件は除いて、普通は報道陣がいればちょっといて、後は家族友人などがちょっといる程度だろう。今日もそうだった。だから、無駄足だったと責めるつもりはないけど、それに司法の世界を知らないので、判断材料がなくて素人考えでしかないが、なんでここで審理しないのだろうか、と単純に思ってしまう。裁判員制度の導入が決まったのも、もしかしてこんな事情があるのかもしれない。迅速になる、というのがひとつの理由と聞くと、人の命に関わることを迅速化に重点を置いていいのかという疑問は持つが、しかし無駄に時間が費やされているとすれば、合理化するのは賛成だ。それにしても何が問題でそれが何に起因するのか、別の解決方法はないのか等、正確な情報を知らないのは、多分私だけではないだろう。というわけで、中身がないので傍聴記は次の機会になる。ちなみに審理は1か月先ということ…。
by kienlen | 2006-07-27 20:16 | タイ人・外国人 | Comments(0)

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