職業と倫理

大げさなタイトルをつけてしまった。私の仕事はどちらかというと傍観者だ。これが嫌で若い頃は葛藤というか、色々考えた。当事者にならなければ、とか。で、そのうちにどこらへんが自分にとっていいのかというところを探してきたともいえるが、それにそもそもある意味、傍観者的な部分がないとやってられないし、当事者性なしに生きることなんてそもそもできないでしょう、ともいえるのではないかと思うようになったのだと思う、妥協点としてかもしれない。それで問題は今なのである。自分の主流分野の仕事をしているわけではない。するとどういうことがおきるかというと、ああ、素人だなって感じる場面に直面するわけだ。

職業と倫理の関係では、分かりやすいのは写真家が目の前で人が死にそうになっているのを助けるか、あるいは撮るかというのがあがると思う。ああ、自分的には。この問題結論がでているんだろうか、いやでるわけないか、両方やれか。それで自分の今の立場というか性格というか、趣味趣向というか方向性というかをひっくるめての対応にならざるを得ないが、この時に、他の人のやり方をみていると、ああ、これがプロってやつか、と皮肉を込めて感じてしまう自分がいる。で、そういう意味のプロにはなりたくないよな、という気持ちをずっと持ち続けてきたところがあるのだなとも感じる。しかしこれってある意味、どっちにも弁解しながら卑怯なんじゃないかとも思ったりもする。でも、そう思っていたら迷路に入ってしまって涙がでる。昨日はそれで泣いてしまった、今もその名残りあり。これも逃げの一種だろう。非常口が見当たりません、とか言ったらちょっと危ないか。

Commented by jun at 2018-01-09 09:07 x
何かあったら目の前の人に手を貸し、自分も助かることが出来るよう、少なくとも片方の手を空けておきたいと思う昨今です。
また、今読んでいる本に「友情は悲しみの通路である」という言葉がありました。
一昨日は、近くの病院の五階窓から、日の出前の遠景の北アルプスが朝陽に輝いて見えました。
Commented by kienlen at 2018-01-09 22:54
> junさん
うーん、泣けるコメントありがとうございます。
by kienlen | 2018-01-05 08:54 | その他雑感 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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