ゆらゆら

こうしていると、やはり自分の状況というのは、少数派に入るという思いが強まるばかりだ。日本に完全に軸足をおいていたら、こんなことにはならない。親しくしている中国人は、毎日毎日家族と長く話し、何かあったといっては知らせ、紐帯は故郷にある。故郷が恋しいですか、と聞くと速攻でうなづく。言葉もできないし、料理は口に合わないし、色々不自由そうで、とにかく自分のキャリアのためにいるということがはっきりしている。若いので、当然のことながら将来に向かって生きているわけで、今の経験はその中のひとつでしかなく、タイへの思い入れというのもなく、言葉を始め、何かを学ぼうという姿勢もない。

翻って自分。深入りしていることは外形的事実からも、意識しないレベルからも、明らかである。そして、仕事がないんだったら日本に住む理由もないじゃないかと思ってしまう。暑い国はとにかくモノが要らなくて、暮らしが楽だし、体も楽。言葉が分かれば日常生活に不自由することもないわけで、もう、ゆらゆらというかガタガタというか、アイデンティティのゆらぎみたいなものの中にいる。娘がこの間、死ぬ時は自分の国がいい、と言っていたのにすごくドキッとした。彼女にとってそれは日本なのである。私はそんな風には今まで思ったことがないし、今も思っていないが、そもそもそれが苦しさの一因かもしれない。ということは、もともとそういうことか。いかにもゆらぎの日記となった。情けない。つまり何を言いたいのか、自分にも分からない。

by kienlen | 2017-11-22 19:26 | その他雑感 | Comments(0)

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