変わったこと
2017年 10月 15日
昔、タイでは小さな食堂に入っても従業員がたくさんいて、だからたまに日本に帰って高齢者がひとりでやっていたり、自動販売機でチケットを買ってセルフだったりの店に入ると日本を感じたものだった。この点、タイもすでにそうなっているのを今回知った。大きな店に行っても従業員はごく少なく、やり手の女性がテキパキと注文を取り、おすすめがあるとテキパキと勧める。水を入れるためにずっと傍で待ってチップをもらうような人員も見なくなった。それどころか注文は自分で記入するところも結構ある。昨夜、友だちと入った店もそうだった。友だちの中にはタイ人もいたので書いてもらおうと思ったら、彼も面倒がって従業員を呼んで「書いてよ」と言ったら、同行者の中のひとりが「タイ人じゃないから、書けないのよ、だから書かせるのよ」と、彼をいさめた。
その通りだった。言われた従業員はタイ人に助けを求め、その人がテーブルにやってきて注文を取った。従業員はたいていミャンマー人なのだ。見かけでは全く分からない。ホテルも同じで、中級ホテルだってポーターがいて荷物を運んでくれるのでチップの心配したりドアボーイにもチップの心配したりって感じだったのが、そんな人は今回見かけなかった。もう高級ホテルだけのサービスになってしまったようだ。まあ、日本人ごく庶民としては楽でいいのだが。昨夜、ホテルに戻って友だちと一杯やろうとしたら、ホテルのレストランにさえ従業員がいなくて、フロントに頼みに行った。人が全然いないロンドンのホテルみたいだった。フルーツで有名なチャンタブリーも、労働者はカンボジア、ラオス、ミャンマー、それにアフリカ人が多いと雇った運転手が言っていた。タイ人女性と結婚して住むアフリカ人も多いそうだが、バンコクの英語の先生もアフリカ人はとっても多い。外国人労働者がいなくなったらタイは人材不足と多くが知っている。そういうことを、なかなか認めたがらない国もあるみたいだけど。
by kienlen
| 2017-10-15 09:24
| 旅
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