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夏休み、朝のラジオ体操のご連絡

育成会の回覧板が回ってきた。今回は「夏休みラジオ体操のお知らせ」。6年生の児童宛には、ラジオ体操の当番についてのご注意がある。自分が6年生でなくて良かった、こんな地域に生まれていなくて良かった、こんな地域に生まれていたら地域活動恐怖症にかかって引きこもっていたかも…と安心していられない。娘は来年6年生ではないか。そのための予習を兼ねてこういうものを回すのか。引っ越しを考えたいが、それにしては引っ越したばかりである。こんなネガティブな気持ちになる理由は①大きな声で挨拶しましょう→小さな声ではなぜいけないのか。大声を出すのは嫌いだ、うるさい、朝の平穏を乱す。②体操が終わったら班員に腰を下ろしてもらい、班長か副班長は前にあるスタンプを取りに来て下さい→ここまで細かく指示するな。創造性が育たない。座ろうが座るまいが勝手でしょ。

その他いろいろあるが、書くのも恥ずかしい。それなのに、肝心の目的とか意義とかは書いてない。ないから書けないのか、書くまでもなく周知の事実を私だけが知らないのか。地域の配布物については誰もクオリティコントロールをしていないようだ。国際競争力は大丈夫だろうか。そういえばこういう項目もある。「体操をする(恥ずかしがらずに)」。こういう分野は詳しくないけど、ラジオ体操の歴史をたどっていくと、きっと、健康増進というだけでなく、団体行動への従順性涵養目的もあると思われる。その上、恥ずかしがらずに体操するってのは、行為そのものが恥ずかしいものであっても、恥ずかい系感性をそぐ訓練になるのかもしれない。なるほど、訓練が身についた人が社会の中枢にかなりいそう。あと、ご苦労な事に育成会役員の大人が何人もお世話にいく。指導の大人もいる。私も役員をやったが、神社で大人に見張られて決まりきったポーズを全員でとるシーンを見る勇気がなくて、夫に行ってもらった。そうして綿々と続いている朝のラジオ体操。早く化石になって欲しいものだ。
by kienlen | 2006-07-13 21:33 | 地域 | Comments(0)

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