地味な新年ランチ

若い頃、仏壇に線香をあげるのが好きではなかった。祖父は早くに亡くなったが、祖母の方とはいわゆるヨメシュウトメ関係で仲良かったわけでもなく喧嘩していたのに、死んだら尊敬しているかのごとくな態度になるのが直感的に嫌だったというのがある。まあ、これは子どもの立場から見てのことなので本当の両者関係は知らない。そこに夫、私にしたら父親が入るから複雑になればまあまた違った展開になるのだろうが彼は事なかれ主義というか、われ関せず主義というかで徹底しているようにみえる。しかし、こういうことも歳を取ると何となく見えてくるという感じはする。でもやはり父を見ていると根っから鈍感力があり、で、そうしてみると夫にしろ息子にしろ、男というのはそうなのかもしれないし、そうでないとひじょうに生きにくいのかもしれない。あるいは生きにくさを避けるためにそうなっているのかもしれない。かといって父権をふりかざして抑圧的な思いをするよりはマシかもしれないし、でもそこまではっきりしている方がいいのかもしれないし、そんなことは分からないのだが、つまり、言いたいことは、この男ふたりと地味なランチを昨日行ったのだった。
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ジンギスカンを2人前取り、おでんを1人前、父がうどんで私がざるそばで、息子がご飯と山菜そばという内訳。娘がいると、彼女は場を取り持つ役目ができるタイプなので間がもつのだが、それに話題がなければ本の話でもしていればいいのだが、父と私と息子ではほんと何もない。息子は的はずれな言動だし、私は私なりの的はずれだし、父は父なりの的はずれ。的を射る人は誰もいない。ここに夫がいたらさらに悲惨である。Facebookには家族親戚団らんの写真やら報告やらがあふれている。正直、羨ましい。家族が仲良しって本当に幸せだろうなと心から思う。なぜああなれるのだろうかと考えると、ひとつは習慣を作って守る意志と環境があるということで、もうひとつはリーダーがいるということなんだろう。ウチには両方ない。仕事の性格がひとつ、含むそれを受け入れるメンタリティ、それとリーダー不在。よってじみーにランチタイムは過ぎてじみーにバイバイした。


by kienlen | 2017-01-04 13:56 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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