『「文学」の精神分析』

斎藤環著。図書館で借りたもの。これのちょっと前に小谷野敦の『もてない男』もざっと読んだ。今の気分はこういう評論というかエッセイになっている。仕事の合間にちまちまと読めるからだ。それでAmazonの評価はどうかなと思って見てみたら投稿はなしだったが、本の紹介で若い読者に読んで欲しいみたいに書いてあって、ちょっとびっくりした。今の若い読者はこういう文体を好むんだろうか。と書いてから、そうか自分だって若い時は分かるとか分からないじゃなくて難解な文体にあこがれたことを思い出した。小谷野本は逆に、友達はジェットコースターと言っていたが、つまりザザザという文体なのでこちらとの違いは大きかった。もっとも両者の間は全然関係ないのだけど。

この方の本は前に何か読もうと思って挫折していたように思うので今回もムリかなという感じを持ちつつ読み始めた。でも面白かった。そもそもこれを借りてみたのは、最初に宮澤賢治論があったからだ。とはいってもただ友達とちょっと話題にしていたというだけのことではあるが。それから小島信夫、三島由紀夫、石原慎太郎、中上健次、村上龍、京極夏彦、中井久夫…とくる。ここまでは、まんざら知らない人達でないので興味深く読んだ。作品は読んだのは少なくて読んでないのがほとんど。読みたくなったのは石原慎太郎。後ろの方は知らない作家が続き、多和田葉子は買ったきり挫折中だしで、読み飛ばし気味。次は何にしよう。この本と一緒に図書館から借りてきた『女の一生』に取りかかるわけには、絶対いかない、決意。この状況を脱したら読みたい放題。それを待つ。

Commented by jun at 2016-12-30 05:37 x
おはようございます、kienlenさん。この本もとても面白そうですので読んでみます。流石に色々端折っても年末は回りが慌ただしいです。
また、若い頃は私もペダンチックな作品に憧れ挫折したことを思い出しました。
1月の下旬にはデンマーク映画「ヒトラーの忘れもの」が長野でも上映予定ですね。また、今年は柴又も行ったので寅さんも復活かな?
Commented by kienlen at 2016-12-30 21:21
> junさん
こんばんわ。相変わらずお早いお目覚めで何よりです。早朝仕事ができるともっとはかどるのに、と思いつつ挫折続き。ヒトラーの忘れものはデンマーク映画なんですか、それは見ないと。
by kienlen | 2016-12-29 22:22 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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