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話題に困ったら地域行事に参加しよう

「地区PTA集会」というのに出てきた。高校入試について、と、学校の近況などが予告された内容。何を話すのか好奇心のみで、後退する意欲を奮い立たせて行った。自分から好奇心を引いたら何も残らないから。行って良かった。やはり異文化接触は必要である。自分が同質文化の中でぬくぬくしていることが分かって、これではいけない、もっとやることがある、とエネルギーが湧いてきた。集まったのは、区長や公民館長や青少年健全育成委員等が「ご来賓」ということで。それから中学校から校長と生徒指導と進学指導担当者。こんなことで連日各地を巡回とはお疲れ様です。そして私共母親数人と父親1人。学校の説明は型どおりで特筆事項なし。その後の意見交換の場ではいろいろな意見が出た。

この市に来て間もないが、中学生が遊びまわっている。大金を持っている。学校側はゲーセン等を巡回してくれない。子供に禁止しても罰がないと平気なので罰を与えろ。学級懇談会で小遣いの額について話し合ってくれ。遊びに来る友達が高価な靴をはいている、ウチは2000円程度なのに。友達の家に泊まりに行くのをダメというと「その考えは古い」と言われて困るから学校で禁止してくれ、etc。ひえー!!小遣いがいくらだってその家の方針と経済状況でいいだろうし、どんな靴をはいたっていいじゃないか。学校での禁止事項を多くすれば抜け道探しも多くなるし、挙句は機能しなくなるのだ。学校の禁止を言い訳にすることで親子の直接コミュニケーションは鍛えられない。…と、私は思う。

こういう方は少数派だと思う。が、結局どういう声がどこにどういう形で届いて、どう対応されるかということである。こういう集会で出たことは一応検討するらしい。バカバカしくて出席しない人の声はないと同じ。出席してもあまりの異文化に沈黙しかない人の声もないのと同じ。仮にここが母親と教師だけの場であれば、あるいは私も発言したかも。「学校と家庭の役割を少し検討してみるのもいいのでは」と。でも、今日はなぜかご臨席のご来賓の方々が偉そうに今時のお母さん方のお話合いをご拝聴されていらしたので、そういう方々へのサービス精神を発揮する気分になれなかった。地域と学校と家庭の連携の呆れた一端は以上。
by kienlen | 2006-07-05 22:06 | 地域 | Comments(0)

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