政治家の講演の言葉遣い

晩婚化が進むと女性が産める子供の人数は減る。晩婚化どころか非婚化がここまで進んで出生率がますます下がっている。問題は、なぜ結婚しないかだ…。ふむふむ、知りたい、次は、と思ってワクワク聴いていたら「お節介なおばさんがいなくなったから」ときた。一昔前は見合い婚が多かったが今は僅かなのもそのせい、らしい。以上は、本日聴いた菅直人の講演会の1コマだ。僅か1時間足らずなのに、面白い話がかなりあった。お節介おばさんもそのひとつ。お節介おばさんが機能したのは、男は結婚しないと社会的に認められないとか、女は25歳過ぎたら売れ残るとか、なんとか、なんとなく共有される価値観があったからで、いわば脅しみたいなものだろう。女は男に養ってもらわないと食えない場合が多かったし、男は妻子を養ってこそ1人前みたいな。この価値観が崩れて、お節介おばさんは、何を根拠に結婚を説得できるのだろう。そこを知りたかったが、触れられることなく、人間関係が希薄化した、という方向に話は流れていった。

もうひとつ。現在15歳から65歳とされている生産年齢人口を30歳から70歳にすると、実は減少していない、ということ。ふーん、このデータは知らなかったし、現実に即して生産年齢人口区分を変更するのはいいと思っているので、次を期待した。すると、団塊の世代の定年にしても、まだ働ける人が退かなくても、かといってフルタイムで働くのも無理があれば、「正社員の給料を時給計算した金額や、女性パートのように時給で働けばいい」というのである。聴衆を見渡すと、女性労働者≒時給パートの図式が脳裏に焼きついていそうな年齢層の方々に見えるから、サービスで言ったのかもしれない。が、なんだかブラックなサービスである。私は、どうやら枝葉にこだわって本筋を見落としているのかもしれない。でも、短い時間に、こだわりたくなる枝葉がこれだけあると、いったい幹はどこにあるんだ、って感じ。別に民主党支持じゃないけど、ちょっと残念。政権交代を盛んに宣伝するんだったら、何か一味違うものが欲しい。今日の話って、どこの「オッサン(お節介オバサンの対として)」でも似たようなもののように聞こえてしまった。
by kienlen | 2006-07-02 22:06 | その他雑感 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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