オープン記念のニューシネマパラダイス

土曜日に開館したシネコンのオープン記念企画として、今週だけ1日1回だけ『ニューシネマパラダイス』が上映される。明日も明後日も時間が取れないので、今日観に行った。豪華なシネコンを見学したかったのと、500円だからというのと、名前とか評判はちょっとは耳に入っていてもビデオを借りて観ようという気にならなかった作品なので、いいチャンスかと思った。私はマニアックな映画ファンではないし、監督も俳優にも脚本家にも映像技術にもてんで詳しくないので、この映画にはついていけないだろうと思っていた。実際には、そういう類のものではなかった。映画に限らないが、それでも特に映画は背景説明がしにくいから、その国の事情をある程度知らないと理解しにくい。これも、内容が難しいというわけではないが、実はかなり退屈してしまった。

舞台はイタリア。イタリアの家族関係、田舎の村のコミュニティ、教会の役割、南と北の格差などを実感したり、知識があると、理解は深まって楽しめると思う。小さい時から映画を観て、映画に影響されながら大きくなった、という人にはきっと、イタリアの側面を除いても感動モノなんだと思うが、私は残念ながら、どっちでもない。イタリアは知らないし、育った田舎に映画館はなかったし。半ばで長々描かれる恋愛場面には辟易で、全体的に、好きといえる要素はほとんどなかったのだが、泣いたシーンは3箇所くらいはあったと思う。それは、感情にストレートに働きかける種類のもので、こういうのを普遍的な人間愛とでも呼ぶのかな、と思ったりもしたが、どうも、そういう場面というのは泣けつつも「わかっているから、もっと遠まわしにしてくれ」と思ってしまったりする。理性を経由しないというか、なんというか、美学の問題かもしれない。つまり私は人情モノとか、演歌が苦手ってことで、この映画も自分的にはそこへの分類で納まってしまう感じがした。
by kienlen | 2006-06-26 15:18 | 映画類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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