『日本会議の研究』

娘が初めての投票に来て、朝投票に行き、昼は蕎麦を食べに行き、夜はキッチン代わりの近所の食堂で食べ、その後は選挙速報を見ようということになっていて、その通りにした。池上彰の番組が面白いのにこちらでは見れないと嘆きつつ、あちこちのチャンネルを見ていたのだが、何といっても驚いたのは改憲勢力とそうでないのに二分されて説明されていたこと。え、選挙の争点これだったっけ。テレビを見ないので、いや見ようとしても気分が悪くなるので結局止めてしまうのだが、つまり、マスコミが改憲を一番の争点にしていたとは選挙中は知らなかった。だいたい選挙戦に入る時にいきなりNHKが「経済が争点」と言った時点で気持ち悪くなってしまった。で、終わるとこれで、そして、どこのチャンネルか知らないけど日本会議についての報道もしていた。もっとも何だかよく分からない内容だったけど。

対して、本の方はひじょうに分かりやすい。出版差し止めの噂が流れたりで品切れになっていたのを、重版になった時に買い、3刷目だった。読んでからしばらく経ってしまった。まず第一章の「日本会議とは何か」の冒頭が「安倍内閣を支配する日本会議の面々」で、以下、ざっと、どういう人やどういう所が関係してどういう活動をしているかの現状を説明している。次が「歴史」「憲法」。ここで日本会議の大きな目的のひとつが夫婦別姓阻止にあることに触れているが、なるほど、納得。「草の根」と「一群の人々」は、どうやって影響力を強めてきたかがよく分かり暗澹たる気持ちになる。あとがきに相当するところでの著者の言葉「このままいけば「民主的な市民運動」は日本の民主主義を殺すだろう。なんたる皮肉」。ここでいう民主的な市民運動が日本会議のこと。大変良い本でした。もっと売れて欲しいものだ。

Commented by jun at 2016-07-17 07:01 x
おはようございます。市民運動の形をとった計画的クーデターのようですね。張り子の虎でも威圧感はありますが、大会を頻繁に開かなくては求心力を保てないのは実態を現しているとも思います。政治や思想に関係無く、広告代理店は相見積りのいらない仕事がずっと取れますから尻馬に乗るのも分かります。
反面、歴史の掘り起こしをすると図らずも左右の思想が似てくるという成果もありますので、そちらに期待しています。
映画は遅い時間帯のものもあるのですね。7時と聞いて朝だと勘違いしました。
朝活、就活、終活の季節でもありますが、たまには終電を乗り過ごして痛飲もいいかなも思う夏の休日です。
遠出、お気をつけて!
Commented by kienlen at 2016-07-17 11:49
junさん、こんにちわ。タイ式時間だと朝の7時と夜の7時は言い方が全然違うので便利だなと思います。短い夏ですから痛飲も良しでしょう。
by kienlen | 2016-07-14 20:04 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31