ヴィクトリア

この間のタイの映画を教えてくれた友人から「ヴィクトリア良かった」というメールがきた。たまたま東京にいる時だったのでそう伝えると、渋谷のイメージフォーラムでやっていることと上映時間を教えてくれたので、娘と見に行くことにした。彼女のバイトの時間にジャストだったのもご縁を感じた。ワンカットというのかノーカットというのか知らないけど、つまり撮影の途切れなく140分ということで、これ、信じられない。よって、実際の時間経過も映画での時間経過も140分となるはずだけど、ちょっとそれとは違ったようだ。あそこで4時であそこで7時で、その後もだいぶ時間は経過しているはずなので。ノーカットでなければ当然場面が変わるところがそうならないので単調さは免れず、前半はちょっと辛い感じがあったが、後半はハラハラしっぱなしだった。

舞台はベルリン。実はそれで観ようと思ったのだ。スペインから来たのでドイツ語が分らない女の子がちょっと怪しいけど悪い人でもないらしい地元の男の子4人と深夜に出会い、そのまま思いがけない方向に進んでいく。途中で女の子の過去が分かるところがあり、それで彼女の行動様式のすべてに納得ができる。明日に向かって撃てみたいだなと思ったけど、あれは確か意志的に行うのである種のさわやかさがあると思うけど、こちらはひじょうに切ないというか、人間関係ってドイツも同じなのね、というか、犯罪のひとつの典型だし、危機的な状況で妙に冷静だったり、ああどうしてここでってところで冷静さを失くしたり、人生ってこういう感じかもと終始思いながら見ていた。ベルリンに行ったことがないので分からないけど、社会問題的な部分も描いているようにも感じられたが、まあそれよりもハラハラドキドキ映画ってことか。撮影の話題はともかくとしてもうまくできていた。演技も素晴らしい。映画の後、美術館に寄ろうかと思っていたけど、ずっしり感がありそのまま帰宅した。

by kienlen | 2016-06-12 19:33 | 映画類 | Comments(0)

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