山また山

午前中松本で午後が築北村という日だった。地図で見たことは見たが今ひとつ分からないままに標識に従って行くと、まあ昔の道に比べたらずっといいけど、現代の道としてはびっくりな酷道だった。深い緑の川沿いを走る細い道は車一台なく、怖いようと言う相手もなく友だちに電話したら携帯も切れてしまった。助手席に犬でもウサギでも何でもいいからいるだけで違うだろうなという気はする。トンネルも懐かしい極小。何とかたどり着くと「あの道来たの。あそこは嫁さんになりそうな人を連れて来ちゃいけないんだ」と言われた。だろうな…。私のように昔の道を知っていて山道好きでこれなんだから、若い人はびっくりに違いない。同じ道を行きたくないと思って別の道で帰ることにしたら、道の広さは充分あったけどやはり充分に山の中だった。カメラを持っていたが怖くてとても撮る気になれなかった。

この間、従姉妹が走行中に落石が車に当たって危ないところだったそうだ。で、その直後くらいに落石に当たって亡くなった人のニュースがあった。こんな風に山道ばかり走っているといつそういう目にあうか分からない。落石注意の看板ばかりが目立って、分かれ道にも行き先表示がないので不安だった。それよりびっくりしたのは「橋を造っています」の看板があったこと。この山の中の、ど、どこに橋架けるんですかと聞きたかったが、誰もいなかった。あるいは恐怖のあまりの幻視だったのか。心臓かなりバクバクしたし、血圧上がってばったりということもあるだろうし、ご注意下さい。それにしても行きも帰りもなんかすごく無駄に走った気もしなくないが、もっと楽で近い道あるんだろうか。あるに違いないと感じる。ともかく無事だった。

by kienlen | 2016-05-27 18:51 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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