1日3本も観たのは初めての記念日

こんな日は初めて。DVDを3本も観てしまった。レンタルショップに行くと、10本以上も借りている人がいて、私のように気が向いた夜に1本が限度の者にしたら、親族一同分かと思っていたけど、時間的には1日5本だって可能なのだ。朝の『普通じゃない』がつまんなかったのでお口直しに『カラーパープル』。今の気分に、暗い社会派はキツイかな、と思ったし、途中で止めようかとも思ったが、好みで分類したら好きのカテゴリー行き。好みの問題は別にして、人物のそれぞれがリアルで感情移入できる。86年の映画。タイへ行くしばらく前の年で、評を読んで興味をもった記憶はあるが、観る機会はなかった。原作を読んだような気もするが、覚えていない。1900年代前半当時の黒人社会の一端を知ることができる、というよりは、現在にも通じる人間関係と、関係性を超えた性というか、とにかく普遍的な人間像が丸ごと描かれているように感じた。思い出すのは『モンスター』とか『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』とか、いわゆる社会の底辺の人の物語だが、この2作のようなやるせなさばかりでなくて、人間の強さが強調されていた。監督は有名なスピルバーグなのだそうだ。この間観た『ミュンヘン』に感じたのと同じ種類の正義感のようなものを、素直に感じてしまった。

そして『ザ・インタープリター』。この町でも上映されていて、行こうかなと迷ったもの。飽きなかったし展開が楽しみだったが、かといって深い感動はなく、泣きも笑いもしなかった。国連の通訳が偶然秘密を知って身に危険が及ぶのだが、それは実は故国であるアフリカの一国の政情と、自分の過去に大きく関係しているということが、じょじょに暴かれていくという趣向。ニコール・キッドマンとショーン・ペンは、私のようにスターに疎い者にとっても、知らないというわけにいかない存在。それにしても、アフリカにおける民族紛争、虐殺、施政者の横暴、先進国に利用されるという構図のものを多く観ているが、これが事実としたら問題の根っこはどこにあるのか。この映画は、そこまで追求することをテーマにはしていなかったが、そこを知りたいと思った。
by kienlen | 2006-06-15 23:54 | 映画類 | Comments(0)

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