夢か現かの時の電話の内容は深刻だった

50代に入った人達が一様に言うのは、記憶力が減退し体力が落ち、目が悪くなるので読書も億劫になる等、全般的な衰えについてだ。そこには、40代のうちなら頑張れる、という意味合いが含まれているようで、すると私は貴重な最後の時間をただただ浪費していることになる。今朝も寝坊しながら、そう思って落ち込んでいた。実はこのところ、目を閉じた瞬間から、と言ってもいいくらいによく夢を見る。それもタイのシーンが頻繁に出てきたりで、画像はやけにリアル。でも時系列に沿っていないので目覚めて奇妙な気分になるのだが、この感覚が面白くてはまり気味。ところが、新聞を読んでいたら認知症の症状として、過去と現実の区別がつきにくくなるというような例が書いてあって、この自分の感覚も相当するような気がする。眠り続ければそっちが現実であるのは、SFの世界でなくても日常経験から分かることだ。眠り続けられないだけで。

という状態にいた時に友人から電話があった。声から「寝ているの?」と言われたが、本当に怠惰な時にこう聞かれると恥ずかしくて否定した。これは見栄か。彼女は外国人女性の支援をしていて、私に連絡をくれる時はたいてい、情報を求める時だ。今日のは、夫に暴力をふるわれている外国人女性が相談に行く場はどこか、というもの。知っている限りを伝えるが、それで解決になるとは思えない。「相手は変わらないから逃げるしかないでしょ!」と言ったら「アタシを怒鳴らないでよ!」と言われた。逃げる決断が簡単につくとは、私も思っていない。特に外国人の場合はビザ等の重要な問題が加わるから、さらに立場が弱く、今回はさらに複雑な事情があるらしい。「子供は男?女?」と聞くと女。「危ないなあ」とつぶやいたら、彼女の心配もそこにあった。私は成育環境も現在も暴力的な所にいないので疎いが、ただ、形態はいろいろなDVが相当に多いことは、人と話していると意外な人が経験者だったりすることからも想像できる。これが外に向かったら殺人になっても不思議ではないし、家庭を持つことの歯止めになっている面があるのかもしれないと感じる時がある。暴力までに追い詰められるなら遊んじゃえば、逃避しちゃえば、と自分の怠惰さを肯定したりして。
by kienlen | 2006-06-15 11:03 | タイ人・外国人 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31