『道草』

今度の読書会の課題が夏目漱石の『道草』。読んだことがなく本棚にもない。休もうかと思っていたけど、今日は久々に1日在宅できる日なので、朝起きる前にiPadでちょっと青空文庫をのぞいて見たら大変面白そうだったので、起きてそのまま読み続けた。文学作品を横書きで読むのに抵抗なくなっているのに気付いて妙な感じ。ページ数も分からないし、どこまで読み進んでいるのかも分からない。でも紙の本と違い、食べながら読むのに重石も手で抑えるのも不要で便利。電子書籍でという気には今のところなっていないが、デジタルに慣れてくるとこの先どうなんだろうか。

時間かかるかと思ったらそうでもなくサラッと読み終えた。幾組もの夫婦の機微がお見事だった。この歳だからこそ味わえるという気がした。今まで読んできたのに出てくるような高等遊民がいなくて、主人公も働いているし、今の時代にもそのままリアルでありそうな人たちばかりですごく面白いと感じた前半が過ぎ、後半は迷路に入り込んだような感じもちょっとしたが、さすがに面白かった。あの時代にこれって、ほんとにすごい漱石。このすごさを若い時から分かるようなら、こういう人生じゃなかったような気もする。それと青空文庫に感謝。これがなかったら読まなかったかもしれない。

Commented by jun at 2016-04-06 07:01 x
おはようございますkienlenさん。『道草』は無料でウェブ上で見られるので、立ち読みをし始めましたが確かに面白いですね。でも、同時進行であれこれやっているのでまだ初めまでです。『女は二度生まれる』は面白過ぎて最後を少し残して途中です。作中にあった「恋愛は我慢して途中で留まるのが面白いのよ」とか、ジャズの様に軽妙で聞き取れない位早くてしかも的確なセリフは、今よりも新しい感じかしました。
いやはや「男は二度、三度死ぬ」ようですね。直接的な濡れ場が無い分、目で殺され道草のように帽子は被りませんが脱帽です。
「気の楽さよ 桜の木」(きのらくさよさくらのき)回文。
考えずにお花見します、今、桜満開。
Commented by kienlen at 2016-04-06 09:12
おはようございますjunさん。楽しんでいただければ良かったです。DVD送ってくれた友だちにも伝えておきますね。色々同時進行するしかないので、がんばりましょう。それにしてもこの散漫な日々を束ねる何かが欲しいとは感じているところです。うむ。
by kienlen | 2016-04-05 21:31 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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