食べ物

この間読んだ『食の世界地図』では、ひとつの国で長い章もあるが中欧も東欧も東ヨーロッパとしてまとめられていた。フードライターの著者は「料理の特徴がとてもよく似ているから」と説明している。共通するのは共産主義だった歴史で、それが「手に入る食材が限られた一方で、料理に押し寄せる近代化の波から伝統を守る役目も果たしたのだ」という。ちょっと旅した印象でしかないけど、今まだギリギリ有効という感じがした。これからだんだん変わっていくんじゃないだろうか。クラクフで日本語の通訳に「スシの看板見たけど日本食は人気あるんですか」と聞いてみたら「スシだけですね。ラーメンとか他のははありません。ポーランド人はポーランド料理が好きですから」と言っていた。中国料理の看板を見かけない珍しい町でもあった。でも、タイ人はタイ料理が好きなので外食産業の参入は難しい、と言われていたのに今や日本の外食産業軒並み進出、外国料理いっぱいのバンコク。「タイ料理より西洋料理の方が好き」と自慢気に言う若い人にも会った。
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写真撮る気合の入ってないのが見え見えなプラハ初日の夜の食事。コンサートで知り合った日本人青年が案内してくれた店にて。それまでの経験で量の多いのは分かっていたのと、青年が空腹でないというのとで、メインとサラダだけ頼んだ。これにチェコ産のメルロー1本。それから、チェコ人はビールの合い間に飲むとかいう強い酒を小さなグラスに1杯、娘が飲んだ。プラハは全体的に観光客から何とかお金を落としてもらおうという空気があって、怪しくない客引きも結構いるしこの店員も色々勧めるのだった。いずれにしろ肉料理。
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これは翌日にガイドブック見て娘が行ってみたいと言った店。この肉のグリルは前夜と同じで代表的チェコ料理のよう。毎日こんな食事したら高いし多すぎて色々食べれないので、外食とスーパーでチーズとハムと野菜を買ってホテルで食べるというのでバランス取った。その通訳さんに「外食の量はどうしてあんなに多いんですかね」と聞いてみたら「ポーランド人は外食しないからたまに食べる時はお金も払うので量も多くというのでこうなったんです」と言っていた。だったら分かる。外食しないのも共産主義の名残でしょうか。私は肉はまあいいんだけどソースのしつこい目なのがちょっと。若ければどうかというと食の太さでは自信のある娘もさすがに一人前がやっとだった。食べる、というだけの目的なら、サンドイッチが充実していてとても美味しいので、それで充分という感じだった。



by kienlen | 2016-03-05 22:09 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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