就職先は外国です

プラハで最初の夜のコンサートは席が指定だった。私の隣は韓国人らしい若い男性だった。逆の隣の娘は相変わらず地球の歩き方を開いていた。するとその男性が「日本の方ですか、地球の歩き方見てるから」と声をかけてきた。羽田空港でもこのガイドブックがポーランド人との会話のきっかけだったから、ガイドブックのご縁その2ということになる。用事もないのに声かけてくるだけあってとってもオープンでフレンドリーな青年だった。「韓国人かと思ったら日本人ですか」と言うと「よくそう言われます」とのこと。どこから見てもそういう雰囲気、なんとなくだけど。始まる前のちょっとの時間で、旅行が好きでよく西欧に行っていて今回初めて東の方に来てみたこと、プラハにアパートを借りて2週間滞在予定の4日目で、クラシックが好きだしコンサートにはまって毎晩通っていること、ブタペストと迷ってプラハにしたことなどを聞いた。ブタペストには日帰りで行ったというと興味を持っていた。そしてバンコクの日本人学校に通っていたそうだ。色々共通点ありますね、という話になった。ほんと、びっくり。

旅の話などを聞きたいなと思ってコンサート終了後に夕食に誘ったら、お腹すいてないけど付き合えると言うので、いい店を紹介してくれと頼んだら、ランチに行って美味しかったという所に案内してくれ、親しそうにスタッフと話して流暢な英語で注文してくれて、ワインなら飲むというからボトルで取ったののテイスティングから注ぐのから料理を取り分けるのまでやってくれた。しかも手慣れた風に。今どきの大学4年生男子はこうなのか。就職について聞いたら「外国です」「どこですか」「アラブ首長国連邦」。石油関係か建設か、と貧困なる発想をしたらエミレーツ航空だった。乗ったことないけど名前は知ってる。飛行機大嫌いな私には気が知れないが、飛行機が大好きでフライトアテンダントを目指していて希望の会社に決まって嬉しいとのこと。それなりに難関なので一般企業も一応受けましたけど、とも。バイトでお金貯めては旅行していた、でも西欧だけ。娘が「南米に行きたい」と言うと「それは冒険ですね」と言うのだが、今回の旅の航空会社を聞いたらトルコエアーだそうで、すごく安かったそうだが、南米に劣らず冒険ではないだろうかと思ったりもした。接客のプロになりたくてバイト先はワインバー。どうりで…。言語と文化の関係について専攻だそうで、これは自分の興味にぴったりで話が弾んだ。とても楽しく話して名前も聞かずに別れた。いいフライトアテンダントになりそう。ルフトハンザのサービスが良かったと言うと「実はいずれルフトハンザで働きたいんですよね」ということだった。日本のエアラインはなぜ男性がいないのか、ものすごく不思議。

by kienlen | 2016-03-01 23:05 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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