教会コンサート

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プラハでは街を歩いていると、客引きが結構いる。タイに住んでいたので、声をかける人には警戒という反応になっていて、ウィーンでも警戒したら、ガイドブックを見ていた娘が正規のチケット売りだと教えてくれた。せっかくだからウィーンでオペラを見てみたいという気はあったけど敷居が高そうだったのと、プラハの夜が楽しそうだと娘が言うので止めていた。ウィーンは、自分のような田舎者が落ち着ける雰囲気でなかったのもある。で、プラハに到着した日の夜、早速コンサートに行ってみることにした。まずはホテルのすぐ近くの市民会館。やりたいことは済ませてしまおうみたいな気持ちだったが、あまりの素晴らしさにすっかり魅せられてしまった。市民会館と言ったって伝統的建物で雰囲気がすごいし、演奏にもうっとり。
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止められなくなり、翌日は教会のコンサートへ。教会は至る所にあるけど、どこかで何かやっているので毎日行く場所に困らない。客引きがいる所に入った。ここでは弦楽三重奏とパイプオルガンと声楽。またもや素晴らしい。写真がひどいけどこういう雰囲気。ギリギリまで迷ってやめたレコーダーを持っていけば良かった。
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最終日の夜はユダヤ人地区を歩いていてシナゴーグを見学しようとしたら入口に人々がたむろしている。何かと思ったらコンサートの始まりを待っていた。市民会館と教会の次にシナゴーグならいいなと思ったが、翌日にはチェコを発つのでお金は使い果たしていた。だいたいカードが使えるのに、ここでは5%の手数料がかかると言われた。どうしよう。ユーロが使えるとのことで2人で50ユーロ。ユーロなら残ってもいいかと思って持っていたのが25。すると娘が25あるということでギリギリ間に合った。
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そしてまたまた素晴らしかった。それまではスメタナとかドボルザークとかで、ここはボレロ。教会って元々音楽をやる場所なのだろうけど、どこの国でもこういう趣向はあるのだろうか。カジュアルなのがいい。服装全く関係ない。暖房してない所もあるし、コート着たままで問題なし。チケットは当日直前に購入。オフシーズンでも毎日どこかではやっているんだからハイシーズンはもっとだろう。お客さんもそこそこ入っていた。音楽嫌いという人がいるかどうか知らないけど、そうでない限り一度経験したらきっと病み付きになる。バンコクでボリショインバレエを見た時に途中で飽きてしまい、自分は芸術鑑賞に向いてないように思ったのを覚えているが、バレエのように素晴らしい総合芸術をどうして楽しめなかったんだろうかということが心に残っていた。でもこの雰囲気の中で聴いて、場所って大事なのだと思った。日本も神社仏閣で邦楽や踊りをやればいいのにな。それによってアーチストも育つわけだし。あるいはお経、坐禅をもっと。
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3晩いずれもほんとに素晴らしい素晴らしいと娘と感動してポーランドのクラクフの町を歩いていたらやはり教会の前でコンサートの告知を発見。ここにもあるんだと思ってまた聴くことにした。プラハはベテラン演奏家という感じだったがこちらは若い男性ばかりの弦楽五重奏。まだ自意識を感じてしまったけど、それから教会の規模が大きくて暖房もなくて落ち着かない感じはあったけど、プラハのとは違ったワイルドさが楽しかった。
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こちらはプラハ城の中の教会の前のチケット売り場。売っている人もカッコいい。2か所同時には行けないので、ここは諦めた。



by kienlen | 2016-02-28 22:07 | | Comments(0)

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