プラハからワルシャワへ

プラハ発が11時といって娘は部屋のベッドに寝転がっていた。私は部屋にいるよりロビーが好きなので本持参でロビーにいた。何だか気になって電車のチケットを確認したら10時24分発になっている。すぐに娘を呼んで駅へ。指定を取ってあったが季節はずれのためか席は空いている。目的地はクラクフだったのだが、直通がなかったそうで、しかもプラハ、ワルシャワ間直通でいい時間帯がなかったとのことで途中で乗り換えがあった。乗り換え時間は30分だけ。電車が遅れたら間に合わないね、と話していたらその通りに遅れていたが間に合わなければ次にすればいいし、チェコの美しい景色を眺めながらサンドイッチを食べて3時間半後にはボーミンという乗り換え駅に着くはずだった。が、ひとつ手前の駅に着く直前に車掌が来て「この列車はボーミンまで行かないから次の駅で降りてバスでボーミンに行くように」と言った。理由を聞いたけど説明はない。本当かなあと思って旅行者らしき人がいたら確認してみようとしたが付近は空席。と、若い男性がいたので「旅行者ですか」と聞いたら「そうじゃないけど手伝える」ということで、スーツケースを運ぶのを手伝ってくれ、テキパキとここで降りて19番のバスに乗って、ボーミン、ボーミンと叫べと教えてくれた。

ところがホームに降りると別の男性が「ワルシャワに行くならこの駅から行ける」と言う。さっきの人の方が信用できそうだったのでバス停に行きたかったけど場所が分からない。売店で聞いたら、販売の人はお手上げで、居合わせた男性客がチェコ語で、つまり全く分からない言葉で「連れて行く」みたいな感じで言うので付いて行った。電車のトラブルで乗り換えバスが待っているなんてことがあるはずはなく、普通のバスらしい。娘は切符を買わなくちゃと言うが、そんなことよりとにかく乗り込むに限る。車掌が切符の確認に来たので列車のチケットを出して途中で下ろされたことを説明し始めたら、ハイハイという感じで次の人に行った、何だか分からない事情のため思いがけずバス旅行まで楽しめたが、ボーミンに着いてからが大変だった。プラットホームが分からない。近くにいた人に聞くと全員が違うことを言い、スーツケースを持って階段を上り下りして、結局反対方向の電車に乗ってしまった。つまりバスに乗る前の駅に戻ってしまうようだった。

もうしょうがない。ワルシャワに着くのが1、2時間遅れても夜の遅い時間にはならないし、ホテルは駅前だし、と考えていたところに車掌がチケット確認に来た。それまでの経緯を話したら、ここで降りて乗り継ぐように丁寧に説明してくれて、さらにホームに着いたらここに乗るようにと指示してくれてスーツケースを運ぶのも手伝ってくれた。ありがたかった。で、乗った電車は1本遅れなのかと思って指定席はダメなので適当に座っていたら、娘がアレと言って電車番号が元々乗る予定のらしいことが分かった。つまり列車は1時間遅れていたのだ。ブタペスト発のだった。それで指定席に移動。隣に英語のできる女性がいて、確認しながらワルシャワに何とかたどり着いた。面白い日だった。
Commented by jun at 2016-02-23 07:15 x
何かリアルなミステリーのようでしたね。チェコ語は難しいとかですが、親子の連携で無事到着ですね。
味噌汁パックを持参した娘さんは流石。私も時に無性に飲みたくなり、そんな時はインスタントでも有難いです。コーヒーのように。
「今夜、すべてのバーで」読み終わりました。途中つらいと書きましたが、ラストは感動的で泣けました。中身の中毒とは裏腹に、タイトル通り最後はハードボイルドっぽくってカッコ良かったです。
さすがに異国でのバーは勇気が入りますね。
Commented by kienlen at 2016-02-24 01:18
junさん、ラストどうだったのか忘れてしまったです。記憶力の問題もありますが、あの後から刺激の強い本をいくつか読んでしまったせいも場所変わったせいもあるかな。
by kienlen | 2016-02-23 06:32 | | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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