ブタペストへ日帰りトリップ

オペラ座の真ん前にあるツーリストインフォメーションでハンガリーの首都ブタペストまで日帰りできるか、昨日確認して可能ということだったので、今日は朝食を食べて8時にホテルを出て1日トリップにした。何しろ列車なら何時間でも乗っていたいという好みは娘と共通。中央駅まで行き、チケット売り場でブタペスト行きを下さいと言ったら行きだけかと聞かれて帰りもと言うと、ハンガリーで買った方が安いと思う、と売り場の女性が言うので、ウイーンは色々高く感じていた折、なるほどと思って片道だけ買った。一等か二等か聞かれたのには二等にした。8時42分発の電車に乗った。娘が新幹線だよと言うからどんな車両かと思ったら古くて広くて懐かしい感じ。席はガラガラ。楽しみに出発を待ったがその気配がないまま30分ほど過ぎた。日本だったら数分の遅れも謝るアナウンスが流れるのに無言だね、と言っているうちはまだ良かった。やっと出たのに駅でもないのに止まり、何事か分からない。小さな駅で長時間ストップしている間にチケットの確認をしに来た女性職員が「ブタペストならあっちの電車の方が早い。こっちはいつになったら着くか分からない」と言って反対側に停車中の車両を指すから、慌てて荷物をまとめて乗り換えたら、とたんに乗って来た電車の方が先に出発した。

乗り換えた電車の乗客は一様に不機嫌そうな顔だった。出発の気配なし。やっと出たと思うとまたストップ。ブタペスト到着予定時刻は11時過ぎだったのに、じきにその時刻になってしまった。予定通りでないのはどうってことはないが、もしかして帰りもこんな感じだったらホテルに戻れるんだろうかという不安がなくもなかったが、ま、何とかなるでしょう、どうしようもなければタクシー雇えばいいし読書時間が取れて良かった、それにしても遅い、という気持ちでいると、動いては止まりを繰り返し、車内アナウンスがやっとあったから遅延の説明かと思ったら食堂車でお待ちしてますというものだった。ううむ。するとじきに到着した駅で大勢が降りる準備をしている。こんな小さな駅で何があるのかと思って座席にいたら、女性の乗客が英語で「乗り換えるんですよ」と教えてくれた。どうしてですかと聞いたけど分からなかった。意味不明のままホームで待って3つ目の電車に乗った。その後は順調に走り午後1時半過ぎに到着。約2時間遅れ。

駅に着いたら帰りのチケットと食べ物を買ってすぐに戻ろうと話していたが、ブタペストの駅はあまりに魅力的ですっかり気分が良くなる。とはいえ、まずはチケット売り場に直行。建物も職員の雰囲気もレトロで素晴らしい。客と職員が揉めていて、どっちもゆずらない。写真を撮ってから、気づくと撮影禁止のステッカーが窓に貼ってあった。順番が来て窓口に行ってウイーンまでの片道を頼むと、告げられた金額はウイーンよりも安かった。発券後に「ファーストクラス」と言うから、えっと思ったら「セカンドクラスより安い」と言うのでもっとえっと思ったら「プロモーションですから」。さらにファーストクラス用のラウンジがあってチケットには飲み物代も含まれているとのこと。ラッキー。出発まで2時間ほどあったので、とっても魅力的な街を少し歩くことにした。朽ちた感じの建物が並びすごく素敵だった。そしてファーストクラスは快適で、途中で意味不明のストップもなく定刻からほんの数分遅れだけでウイーンに戻った。車内アナウンスはやはり食堂車へのお誘いを3つの言語でだった。
by kienlen | 2016-02-19 05:25 | | Comments(0)

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