お行儀

『金閣寺の燃やし方』を貸してくれた友だちに、読み終えましたメッセージを送ったらすかさず返信があり、土曜出勤していて昼には帰るからランチをしようという誘いを兼ねていた。当方は午後に仕事が入っているので多少落ち着かない感はあったが、早めの時間に調整できるというので中華料理の店で待ち合わせ。そこで本を返し「面白いけど、この物足りなさは何でしょう」と尋ねたら「同じく」という感想だった。ただ、彼女にすると、この本を読み始めた直後に私が、吉田司にちょっと似てるけど彼を解毒した感じと述べたのが感覚にフィットしていたらしく、それで物足りなさの正体が分かったとのことだった。

吉田さんのが好きってわけじゃないけど、でもね、でもね、という方向に話しは進む。でもね、あそこまで言っちゃうのは勇気があるしインパクトもあるし、でもそれに比べると、まあ比べるのも何ではあるけど、やっぱこっちはいい子ちゃんだよね、お行儀がいいよね、という点で意見の一致をみた。お行儀の良さに物足りなさを覚える感性は似ているということになる。それからあとがきを描いていた作家のことになる。私はどうも苦手なのです、と言ったらその点も同じだった。今日は、昨日仕入れてきた軽いのの中から何にするか迷いながら読み始め。ごく地味な内職頼まれているのに肝心のブツが届かずやきもき。

by kienlen | 2016-01-31 22:48 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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