タイ人にとってビザのハードルは高い

オーストラリア行きはどうなったんだ、と思って聞くと「ビザが今月中に間に合わなくて来月になる。すると飛行機代が高くなるから行くのを止めた」と夫は言う。この間、兄経由で在住者らしき人のインビテーションレターが来たり、保証人だか誰だか知らないが、生年月日なんかが、いずれも私のメールアドレスに送られてきた。いろいろやっていたらしい気配はあったが、こんなに時間がかかっているんでは、事実上拒否みたいなものなのだろうか。オーストラリアは今回初めてだが、実は、夫が日本のビザを取る時にもひと悶着あったのだった。バンコク在住時は日系企業にいて日本への出張もたまにあった。ある日、いつものようにお客さんを連れて日本へ出張のためチケットまで手配してビザを待っていたところ、拒否されたことがある。通常は翌日発行されるので、ギリギリに申し込んでも間に合うし、初めてのことではないから全くの予想外。結局日本人の社長も説明に出かけたりで、ビジネストリップはなんとかなったが、タイ国籍であることはやっかいだと思った一件だった。

次は、今回、つまり10年前に、日本での長期滞在を見込んでのビザ取得の時。大使館に問い合わせたら大変に面倒な手続き方法を教えてくれた。日本にいる私の親に手続きしてもらわなければならないのだが、書類嫌いな私などは、ざっと見ただけで「面倒だから日本行きはやめよ」と本当に思った。あの時来日を諦めていたら、経済発展中のタイで賃金が上がり、今頃は金持ちになって、、いないか。この煩雑さを大使館勤務の友人に話したら、ちょっと調べてくれたようで「そんなことしなくても結婚して子供もいるんだし大丈夫」と言われたので、普通にビザ申請した。すると、窓口で拒否。何が何だか分からない。押しの弱い自分であるが、どう考えても腑に落ちない。拒否される理由は思い浮かばない。それで珍しく食い下がってみたところ、奥の方に行ってから戻ってきてOKになった。あの時諦めていても、バンコクで金持ちになっていたかも、、なんてあり得ないか。という風に人生というのはその場その場の運に翻弄されつつ流れていくものなのだ。その後もいろいろありましたが、とはいえ、ウチなどは他の人達に比べたら問題は少ない方だろう。
by kienlen | 2006-06-10 17:42 | タイの事と料理 | Comments(0)

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