稲刈り

昨日と今日と、農業をしている友人の稲刈を手伝った。暇だ、孤独だと思っていたところに、稲刈どうかという連絡があったので、ちょうどいいけど、初心者にできることがあるのか尋ねたら小学生でもできるというので行くことにした。一方は昔からの農家の家並み、二方向が新興の家並み、残る一方が新幹線。この間観た成田闘争のドキュメンタリーで、上空を飛行機が飛び交う田んぼの景色を映していたが、飛行機の代わりに新幹線がかなり頻繁だった。
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あんな田舎で生まれ育ってどうして稲刈を知らないのかと言われ、自分の育った田舎は陽も当たらず水もないし土地も狭いから田んぼはないのだと説明したのだが、こんな恵まれた土地の大地主に分かるもんかと思っていると、もう1人のお手伝いである男性が「こんな所でこんな稲刈は贅沢だ」と何度も繰り返しているから「あなたならどうする?」と聞いたら「僕なら駐車場だね」と言っていた。濃淡はあれ、みんな友だちなので、そんな具合でにくまれ口をたたき合いながら、刈ったりはぜかけの準備したり、はぜかけ始めたり。
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昨日はそんな具合で文句を言っていた友人が今日は仕事で来なくて、別の人たちでしかも5人もの大所帯で朝から作業。誰も文句も冗談も言わずに黙々とやったおかげではかどり、お昼より大幅前に終了してしまった。
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一昨年はスズメに食べられて米が入っていない稲穂が軽く、昨年は草にやられて稲穂が育たず、やはりひじょうな低収穫だったそうだ。それに比べると今年は豊作らしい。同じ作業量なのに収穫量が少ないと悲しいと、その友人は言っていた。彼は専業農家だと長年思っていたが、どうも怪しい口ぶりであった。稲を縛るのに昨年のワラを持ってきていたが「草にやられて成長しなかったから短くて縛るのに不便だよね」とまで言うんだから。
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午前中に終わったのでリンゴをいただきながら雑談。隣の果樹園でもいだばかりの紅玉と、シナノスイーツとまだ少々未熟なフジを食べ比べ。私は紅玉が好き。作業中は寡黙だったが、話してみると結構辛辣な人たちだった。そういえば、ウチの近所に一枚だけ残っていてほっとする場所だった田んぼがとうとう消滅。とても残念だ。

by kienlen | 2015-10-10 14:39 | 出来事 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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