『富の王国―ロスチャイルド』

連休中に上田市で開催された古本市などを含むイベントに誘われて行き、そこで買ったもの。一緒の友人も池内紀著なら何でも面白かろうと別のを買い、私はこれを300円で。ロスチャイルド家の本は膨大に出ていると思うが私はさっぱり読んだことがなく、ほとんど名前しか知らないという無知。いくらなんでもちょっとは知りたい。そういう人にとっては易しくてとても読みやすい内容と思う。経済面からの詳細とか、財テク方法とかビジネスのヒントを期待したら、それは違うように思う。ロスチャイルドとは何かを、ヨーロッパの政治と歴史とともに、どっちかというと比較的好意的に書いているという感じを受けた。

発祥がフランクフルトのユダヤ人ゲットーというので興味がわいた。この間のドイツ行きで最初はフランクフルトに一旦行くことを考えたら、案内のアメリカ人夫妻から「あそこは何もない」とアドバイスされて変更したのだった。この本を読んだら、行ってみたくなった。「ユダヤ博物館」「ユダヤ記念館」があるというのだから。それに中には入らなかったが行ったノイシュバンシュタイン城にロスチャイルド家のお宝があるのだそうだ。ということでガイドブック的でもある。創業から今日まで、どうやって富を築き、危機をどうやって乗り越え、時代を先取りしてどう変遷してきたか、迫害されてきたユダヤ人ならではの知恵等々、初心者には大変興味深いことばかりで、とっても面白いエッセーだった。こちらがのノイシュバンシュタイン城。もやっとしているのは夕方のせいもある。行きはバスで帰りは高原散策という趣での徒歩。信州の里山とそっくりだった。
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Commented by jun at 2015-09-25 21:53 x
ユダヤ人ゲットー跡やアウシュビッツには死ぬまでに行ってみたいと思います。昨日はレンタルで「戦場のピアニスト」を見ました。歳をとってから観るとまた、感慨深いものがありました。
kienlenさんの写真はまさか上田の里山かと一瞬思いました。
「モリゾ」は映画館で見ました。画面構成がどれも絵画的で素人目にもきれいでした。台詞も詳細も面白く、駄作と秀作の違いはこうした細かな違いかなとも思いました。
Commented by kienlen at 2015-09-25 22:59
junさん、ドイツの自然環境は日本みたいで外国という気がしませんでした。戦場のピアニスト、私も好きです。モリゾは男性だと退屈なのだろうかと思ったけど、そういう観点で見ると楽しめそう。感動できる範囲が広がっていると感じるのはやっぱ歳のせいかもですね。
by kienlen | 2015-09-24 19:45 | 読み物類 | Comments(2)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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