国境の町の駅のトイレ

娘の友達に沖縄出身の子がいて「県境にあこがれる」と言われたそうだ。長野は県境だらけ。なるほどと思って自分を振り返ると国境大好き。タイは国境だらけなので、そのためだけにいくつも行った。デンマークからは、スエーデンに電車で行けると聞いていたので、ぜひ行ってみたかった。連れはすでに行ったことがあるのでひとりでもいいやと思っていたが、一緒に行くことになった。その連れに「国境大好き」と言うと「ここは国境ないよ」と言われた。そういえば国境って何だ。地理上はあるだろうけど、入国管理がなければ人々にとって関係ない。コペンハーゲンの駅から1時間もかからずにパスポートチェックもなしにスエーデンのマルロという町に着いた。あいにくの雨で、2人でひとつの傘に入って駅前をちょっと散歩した程度。それでも外国に来た気分だった。マルロの駅は重すぎず軽すぎるとってもスタイリッシュ。人もカッコいい。
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まず言葉が違う。といってもデンマーク語もスエーデン語も全然分からないけど。それと貨幣が違う。どちらもユーロじゃなくてデンマーククローネとスエーデンクローネ。そのマルロの駅でトイレに行くと、立派な受付があり、男女各1人がいて、もちろんまさかインドじゃあるまいし、トイレ使用料徴収のためだけじゃなく何か兼業しているんだろうけど、そこでお金を払う仕組みになっていた。「デンマークのお金でもいいですか」と尋ねたら「いいですよ。でもお釣りはスエーデンクローネです」と言われた。1時間ほどしか滞在しないスエーデンのお金があってもしょうがないなあ、しかし記念に小銭を持ち帰るのもいいかと逡巡していたら「カードでもいいですよ」と言われた。トイレに入るのにカードか…。
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一応財布からデンマークの小銭を全部つかみ出して受付の人に見せるといくつかつまんで、これで足りると言われた。そうやって入ったトイレがこれ。ゆっくりしたくなる雰囲気だった。



by kienlen | 2015-09-16 13:11 | | Comments(0)

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