エレファント・ソング

何となく気になって何となく見に行った。そしたら、これはこれはものすごい好みだった。行って良かった。舞台が精神病院で、その中でのやり取りがほとんどすべて。といっても構成はそう単純じゃないけど。主人公は入院患者で、相手をするのは主に院長。2人のやり取りがものすごいリアルでスリリングでハラハラし通し。一番ハラハラするのは、院長の言葉の重さが量りにくいから。主人公は愛のないままに育った人で、だからいつも人を試してばかりいる。当然言葉の重さに対しては敏感だ。

普段接することのない主人公である患者と院長が話すことになったのは、この患者の主治医がいなくなったから、というミステリアスな香りがまず振りまかれる。主人公は大変聡明で魅力的な人だ。愛情に飢えている人の魅力。それを見ているだけで深い世界に行ってしまいそうで何度も涙がでてしまった。彼がどうして精神病院に入ることになったかというのはだんだん明らかになる。一方、院長や看護師長など、病院スタッフ側の事情も明らかになっていく。最後の場面で、あれもこれも伏線だったことに気づく。ああ、満足度200%。素晴らしかった。



by kienlen | 2015-08-24 23:45 | 映画類 | Comments(0)

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