『もっとにぎやかな外国語の世界』

北海道旅行の間に読んだうちの1冊。著者の黒田龍之助はロシア語の専門家で、以前に読んだ本や雑誌のエッセイなどが面白かったので、白水社の上品な装丁のこの本を注文してあった。とても易しく色々な言語の特徴を書いてあり面白かった。ひとつの言語を極めるのもいいだろうけど、それには膨大なエネルギーがいるし、使う場もないのにそこまでするのは難しいと思うので、せめて色々な言語を比べる場があるといいなとずっと思っていた。そういう自分の要求にある程度応えてくれるものだった。

最初は文字で、いきなりタイ語がでてきたので親近感。それはエビチップスの袋だった。ข้าวเกรียบกุ้งという。それから面白かったのは子音の話。例えばタイ語をカタカナ表記しようと思うと、発音の複雑さだけでなくて色々困った問題が生じる。そうなんだ、日本語って子音と母音が分かれてないでセットになってしまっているので、外国語を表記する時に限界があるのだ。子音にもれなく母音がついてくるわけなのだ。後は名前についてなど、身近で簡単な話題から入って、それぞれの言語について考えるきっかけに、という趣向。楽しかった。

by kienlen | 2015-08-11 22:42 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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