ブリジット・ジョーンズの日記のタイのシーン

『ブリジット・ジョーンズの日記』の続編を友人が貸してくれたDVDで昨夜観た。これ、サブタイトルが「きれそうなわたしの12か月」になっているが、観終わって、もしかして「はちきれそうなわたし…」なのかと思ってよく読み直ししてしまった。間違っていなかったけど、はちきれそう、の方が内容にあっているし、私ならそうするな。前作は映画館で観た。巷に流布している評を読む限り、太った女性が恋愛にがんばる、みたいな印象が強くて、こういうのはテーマとしては興味ない。ところが、センスのいい友人が「東京で時間があったからたまたま見たら面白かった」と言うので行こうとして、映画館を間違えて『スウィート・ノーベンバー』というアメリカ映画の方に入ってしまって、バンコクで待ち合わせのホテルを間違えてツアーに参加できなかったことがあったことを思い出したが、その時はホテルの名前が(私的には)似ていたけど、これらの映画のタイトルは(私的にも)似ていない。数字も弱いがカタカナにも弱いのだ。それで、このスイートが最悪につまらなかったことが、ブリジットと表裏のように貼り付いていて、自動的に思い出されてしまう。記憶って、こういうものなんだ。

観てみたら想像以上の面白さで、映画って楽しいなあと思ったし、元気がでた。続編はだから期待したけど、はずれなかった。特に続編にでてくるタイのシーンは、私も行ったことのある場所も登場。タイの仕事を終えての帰路、主人公が友人から預かった荷物に麻薬が入っていて空港で逮捕される、という実にありふれた事件に巻き込まれる。実際、私のバンコク在住時、イギリス人の若い女性2人の荷物から巧妙に隠された麻薬が見つかり、大きな話題になった。というのは、イギリス政府が彼女達を帰国させるように圧力をかけたからで、そうでなければ、ありふれた事件でひっそり終わっていたかもしれない。確か、無罪ではなかったはずなのに釈放され、その時、イギリスの政府は個人の旅行者も助けるのだ、と驚いたことを覚えている。映画の展開では、主人公のカレが弁護士で政府のコネを使いまくって助ける、ということになっている。あの事件の裏にも類似の事情が何かあったのだろうか。オーストラリアで麻薬の罪で有罪になって服役している日本人女性の手記を読んだことがあるが、彼女の主張は無罪であり、それなのにあまりにずさんな取調べや通訳等の状況が告発されていた。それが事実でそれでも長年放置されていたとすれば、イギリスの例と比べて、国家と個人をめぐるこの違いは何なのか、と思ってしまう。
by kienlen | 2006-06-06 12:18 | タイの事と料理 | Comments(0)

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