アラヤシキの住人たち

予告編がステキな感じだったので見たいなと思っていたら試写会で見られて幸運。淡々としているのは予想ついたけど、予想以上に淡々としていた。長野県小谷村にある共働学舎の人々の四季折々の生活を紹介するドキュメンタリー。ここにこういう生活共同体があるというのを知らなかったので、まずそれを知れたのが良かった。ある意味、それだけで価値があると思った。考え方は競争よりも共同なので、多様な人々を排除しない生活が成り立つ。農作業、古くて大きい家の修理、水害の修復と、とにかく人手がいる生活なので、それぞれが存在価値のあることを感じられるだろうと想像できる。皆さんの表情のいいこと。映像が美しかった。

ただ、生活基盤が何なのかとか、生々しい部分の説明的はなし。ちょっとしたハプニングはあったが、全体的にはきれいな部分に焦点をあてているように感じた。だから分かりやすいというか伝えたいことがはっきりしている。自分にとっては、子どもの頃、ここまでの生活とは言わないが、交通手段のない田舎の生活は充分に想像できるので、何やら懐かしくて涙が出た。こういうドキュメンタリーもいいんじゃないだろうか。やはり、このような場、活動の存在を伝えるだけで大いに貴重。多くの人が見てくれるといいけど。
by kienlen | 2015-06-04 19:30 | 映画類 | Comments(0)

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