『予告された殺人の記録』

ちょっと必要があってガルシアマルケスの本を読んでみた。中編という部類に入るらしい。いやはや、もう名前がたくさん出てきて、ただでさえ人の名前を覚えるのが苦手な者にとっては相当きつい。最初の方は読み直していたが、重要な人だけ覚えればいいやと開き直ることにした。殺した2人と殺された1人と、その原因になった男1人と、女1人。これが最低で、後は周辺のいくらか。で、誰の視点かというと〝私〟なのだが、それが誰かが分からない。分からない自分は読解力なしなのかと悲しかった。でもあとがきを読んでいたら、まあそれも無理ないかもと思ったりもした。この有名なノーベル賞作家マルケスは名前と同時に百年の孤独というタイトルが自動的に浮かんではくるが、読んだことがあるかというと多分ない。もしかしたら読みかけて挫折したかもしれないな、昔に。

この本は中編なので読み通せた。自分にとって本を読む場合、文学としての読み方はできない。基本を知らないから。それでこれもあとがきをみると文学云々と書いてあるけど、その部分が分からないのがもどかしい。文学部で勉強したくなっているこの頃。もどもどもどもどかしい。多分これが文学書でなくてノンフィクションなら分かりやすいのだ、きっと。ただ、あとがきによると、はあ、つまりあとがきがないと何も分からないってことかよ、当時まだその分野が確立してなかったようだ。いやあ、文学史も勉強してみたいものだ。はあ、命がいくらあっても足りません。カポーティ―の冷血をどうしても思い出してしまうのだったが、あれは舞台がずっとモダンだった気がする。これは共同体の因習が色濃い。それがマルケスのテーマだとこれまたあとがきにあった。
by kienlen | 2015-04-28 18:20 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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