旅で自省

スリランカの旅行は15人ほどのグループツアーだった。知り合いは主宰者夫妻だけ。グループツアーの面白味は、1人旅のように現地での出会いが望めないのと引き換えに、グループ内部での出会いがあったり人間観察ができたりされたりというおまけのあることだ。前回のいかにもグループツアーな旅はベトナムだった。とにかく飲み食いが強烈で何だかあまり覚えていない。ある組織の関係者が大半で、その組織への信頼感が、元々あったわけでもないのに減退したのが旅の効用か。そういえば旅行会社企画によるツアーは参加したことがないのだった。若い頃に旅をしてないので今後取り返すという手もあるなと思い始めたところなのだけど、同年代の友人が「そういう欲求もなくなったのよね」と言っていたから放置しているとそうなるか、いやあ、そういう自信もないなあ。

さて、そのツアーにご夫婦参加が幾組かあった。その全員とは言わないが、結構強烈だった。何がって、夫婦関係が。男は仕事、女は家庭を守るをきっちりやり遂げるとああなるんだろうか。全然やってない自分に分かるわけはないのだが、妻のお世話ぶりがすさまじい。食べ物の世話から何から手厚い。従順な夫。これって保守が喜ぶ構図なのか、逆に革新的なのか、どっちなんだろう。で、そういうのを見ていると、子どもにもここまでの世話はしなかったよな、という自分の家庭内でのあり様を振り返ることになる。崩壊するわけだ。こういう方々を良い家族と呼ぶのでしょうか。旅行するくらいのお金に事欠くことはなく、常識という真綿にくるまれて一緒に外国旅行を楽しむ。最高だろうなあ。と思いながら到着したビーチのホテルの庭にノッポのヤシの木があった。
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by kienlen | 2015-03-08 10:55 | | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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