本の好み

周囲は受験生が何人かいる。親は大変そうだ。当人にも先生にも厳しい意見の友人と話しながら、そういう厳しさのない自分について考えた。そうだよな、自分がそういう経験していないのだから子どもに厳しくできるわけがないのだ。世代間連鎖とはそういうものなんだろう。一段落したと思っていた仕事がそうでもなくなり、しかし、その方がスイッチが入って、逆に良かったなと思ってバタバタしている間に娘から着信があった。それで電話して「ウチは厳しい人がいないねえ」というと、彼女も感じているのだろう、そうだね、と言った。それが子にとっていいのか、チャンスを失うことになるのか、分からない。ただ、自分にできないことを相手に要求できないタチなので、どうしようもない。こうして階層は固定されるのだ。

それから娘と本の話をした。書店でバイトするようになってとっても楽しそう。楽しそうなのは何より。バイト仲間にすごい読書家がいるとのことでだいぶ刺激を受けているようだ。ジョージオーエルの本を勧められたというから、いい趣味の人だねえと言った。娘は知らないそうだ。動物農場がすごくいいので、私からも勧めた。ウチの本棚にあるよと言ったら喜んでいた。そして、感心された。本のことになると結構話のできる余地があることについて。たまたま分野が似通っているのは、それなりに楽しい。そんな話しができるようになるなんて考えたことがなかった。自分が母と好みに接点がなかったので、そういう立場でいながら娘に期待するのはいけないと思っていたけど、別に強制したわけじゃないし、と楽しむことにしている。

by kienlen | 2015-01-26 23:24 | 家族と子供の話題 | Comments(0)

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