『ガン病棟のピーターラビット』

中島梓の本、初めて読んだ。栗本薫も読んだことがない。ただ、まだ若いのに亡くなったということは知っていた。図書館にあって館内で読み切れるかと思ったがだめで借りた。乳がんから17年だったか過ぎて別の個所にガンが見つかり手術して入院して退院して、でも膵臓ガンだったので何もしなければの余命宣告をされるあたりまでのことが書いてある。小説家のエッセイなので面白い。ガンの闘病記というのは何冊か読んでいるけど、それぞれみんな違う。これはどういったらいいか、素直に生と死を受け入れているというか、その素直の中には恐れも含めて、つまり、死生観については違和感がなかった。

夫との関係がいいというのは本当に幸せなのだろうし、そういう人がいて先に逝くというのは恵まれたことかもしれない、というようなことが書いてあるが、その通りと思う。そういう人がない状態で逝くよりは少なくともずっと幸福な気がする。中島梓がこんなに色々な活動をしていたということは知らなかった。演劇やったりコンサートやったり着物着て遊びに行ったり。苗字が同じせいか中島みゆきとだぶったりするし、ユーミンとだぶったりするしで、勝手に自分の中ではごちゃごちゃ。ただあくまで再び自分の中ではだけど、ひっくるめて都会の人という感じだな。まあそういう時代だし。実際に都会の人なのか知らないけど、土の匂いがしないという意味で。ここに出てくる食生活とかみてると、どうして読まなかったのかを何となく感じた。偏食ってどういう感じなのか自分には分からない。

by kienlen | 2014-12-30 08:55 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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