『黒幕』

サブタイトルは巨大企業とマスコミがすがった裏社会の案内人。その案内人という人が石原さんという人で、私らのような一般人には知られていないが、色々と工作しないとならない大企業や政治家や、その工作情報や確実さを必要とするジャーナリストにとってはスゴイ人。この人が何らかの形で関係している錚々たる事件を解説しているのがこの本。こういう人がいたんだ、ということ、マスコミを通じて知ってはいたが、深くは知らないし忘れているし、みたいな事件にはこういう事情があったのか、ということ、しかしまあ、こんな風に税金使われているんだ、いやんなるなあということと、諸々感じました。それと、よく知っている人のことを書くのって大変だろうなあということも。

出てくる事件はリクルート、イトマン、東京佐川、金丸脱税、ゼネコン疑獄、武富士、日本振興銀行とか10以上。カネと権力でたどる現代史って感じ。私は最後の方の、鋭い石原さんがだんだん時代の変化を読めなくなっていって、それでも半端に妥協するのでなく現役を通したあたりの、だんだん衰えていくあたりの描写が好きだった。愛ある批判って感じ。最後の秘かなラブレター的な。寝る前にちょっとずつ読んだだけなので結構時間がかかってしまったのと、半分は酔っぱらっていたので、ほんとはもっとじっくり読むべき内容なのに申しわけない感じが残った。正月に読書三昧は来年からかなあ。

by kienlen | 2014-12-28 11:27 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31