『友だちの数で寿命はきまる』

愛読している本の紹介サイトで見て面白そうと思い、しかしそれでネット注文して失敗することがなくもないので、これは書店で確認しようと思った。だいたい、ナニナニがナニナニできまる、なんてことはないと基本的には思っているのでタイトルからして怪しい。しかし紹介は相当面白そうに書いてあった。そこで1p目をさっとみて、いけると思って買った。その夜、いつもの友人から眠れないコールがあった。話題もないので「面白そうな本買った」と言うと「ふーん、出版社は」と聞くから、そうきたかと思ってシブシブ「マガジンハウス」と言ったら沈黙していた。先生の時代とは変わっているんです、と言おうかと思ったが言えなかった。で、目次を見て、ちょっと嫌な予感。項目が細かい、ということはひとつひとつが大ざっぱなのではなかろうか。

内容は、つまり健康に煙草が悪い、酒がどうの、というよりも一番悪いのは孤独である、ということ。常々、ダイエットのために食べたいものを我慢するとか、健康のために過度に食事に気を配るとかいうことに疑問で、楽しく食べないと逆にストレスになるんじゃなかろうかと思っていたので、そういう観点から興味をもって読んだわけだが、文章があまりにすんなりで、情熱が感じられなくて、読みやすいといえばそうなのだが、誰が書いているんだろうみたいな余計なところに気をとられてしまった。あとがきをみて、なるほどと思った。それで中身。社会学の知見がかなり入っていたのが意外。人とのつながりが最高の健康法であるというサブタイトルの通りで、それをアメリカでの調査に基づいて紹介するのだが、なるほどという部分と、しかし全体的にどうなんだろうという疑問とで、読み物としてはちょっと物足りなかった。もうちょっと専門的にしても良い内容ではないだろうかと感じた。

by kienlen | 2014-11-30 22:06 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


by kienlen
カレンダー