『娼婦たちから見た日本』

どこかで紹介を見かけて、これは読んどく必要ありな分野かなあと思ったが、一体何の必要性からなんですかと思い直して止めて、また何かで見かけて注文した。繰り返して宣伝することは必要なのだ。それに乗ることも必要なのだ。ボリュームのある本で、売春大全という感じ。それで値段が1700円ということは売れる気満々ということなんだろうか。もっともこれ以上高くもできないだろうなあ。読み始めた時に感じたのは、うう読みにくい、だった。単純な話、文章が。図書館から借りたなら、あるいは止めていたかもしれないがせっかく買ったんだし、しかも単行本だし、しかもこの値段だし、というのはある。

前から興味があって行ってみたいなと思っていた渡鹿野島が出て来たのがよかった。興味があるといっても調べたりするほどの高さでもないので、こういう偶然は楽しい。偶然を楽しみたいから情報に対して受け身でいたい。それでこの本、読むのに何日もかかった。次がどうなるというミステリーでもないので寝る前読書オンリー。日本各地からタイ、フィリピン、チリまで飛んでいるのだからスケールが大きい。最後の方は沖縄で最後は秋葉原。感動するとか、物知りになるとか、泣けるとか笑えるとかいうのではないが、こういうのは男じゃないとできないよなということは分かる。そして読後感も相当違うだろうし。かといってこの本を勧めて感想聞きたいと言える人は周囲に皆無だな。今は音信の途絶えた知り合いが売春の研究をしたいと言っていて、一体どういう視点からなのかと尋ねて、よくわからなかったけど、やっているんだろうか、彼女。だったら読んだかな。

by kienlen | 2014-11-17 08:42 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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