グレート・ビューティー-追憶のローマ

予告で見たくなって、でも見に行った友人がかなり面白くなかったような感想をくれたのでやめようかなと思い、でもその友人とは趣味が違うのでどうしようか迷い、でも時間を見たら今日明日だけの夜の上映があったので行ってみた。これは映画に詳しい人なら、何かのカテゴリーに入れることができるんじゃないかなと思ったが自分には分からない。小説だったら懐かしい若い頃に流行ったヌーボーロマンみたいな、あんな感じだろうか。ストーリーがどうのこうのというよりもコラージュ的なアート作品のように感じられた。きれい。ローマに行ったことがあったら良かったのに実に残念。ローマでなくてもせめてイタリアに行ったことがあったら全然違った目で見られると思った。

プルースト、フローベル、それに若い頃に好きだった記憶はあるが覚えているわけでもないモラヴィアとか、有名な小説家の名前がたくさん出てくる。だからこういう分野に詳しければもっと楽しめたとも思う。ああ、それに、こんな次元の会話が分かるくらいにイタリア語ができたらなあ。ストーリーはよく分からなかった。名前を覚えられないので、どれがどの人でどういう関係なのかを理解できている自信がない。それでも映像がとにかくきれいでひとつひとつの言葉が、退廃的で虚無的で懐かしく、今時こんな映画をつくるって狙いはこの年代なのかなって思いながら、分かってないのにそんなところで分かったようなつもりの自分にうんざりって感じの、何というか懐かしいタッチだった。しかし、こんな映画を上映してくれる映画館、がんばって欲しい。観客は自分含めて3人だった。ああ、美しかった。

by kienlen | 2014-10-26 00:37 | 映画類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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