『クマムシ博士の「最強生物」学講座』

堀川大樹著。この方を知ったのは、納豆菌のことを検索しているときだった。納豆菌がいかに強力で、そして恐ろしいものであるかを述べていた。その記述スタイルがとっても面白かったので、アマゾンでこの本を注文してみた。有料メルマガに加筆して本にしたそうだ。タイトルからしてクマムシのことが中心になっているのかと思ったらそうではなく、色々な生物と、それと理系の研究者の生態についてと、まあ、これも生物の一種ということだろうが、描いている。大変面白かった。それによく見るとタイトルも、クマムシ博士というだけで、クマムシについてとは言ってないのだった。

私は特別虫好きではないが、でもたぶん嫌いというのでもないと思うし、虫の世界のことを知るのは楽しい。前に福岡伸一の本でも雌しかいない虫について知って面白いなと思ったけど、この本にも出てくる。クマムシというのは、どうもここに出てくるビジュアルから、米の中にいるカブトムシをうんと小さくしたようなあの虫が浮かんできて邪魔をする。水分を失っても生き、水分を得ると復活するのだそうだ。これを人間に応用したらすごいことになるだろうということで研究しているのが筆者。フランス在住。というような内容もさることながら、研究資金を得るためにキャラクターグッズを作って販売したりメルマガをしたりという点も面白かった。寄付金を集めるよりも性に合うそうだが、私もそういう方が好き。自分としてはメルマガよりも本の方が今のところやりやすい。研究者が一般に分かりやすく伝えるというのは本当に大事なことだと思う。こんなに楽しく最強生物についてかじれてラッキー。

by kienlen | 2014-09-27 15:09 | 読み物類 | Comments(0)

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