陸軍中野学校 開戦前夜

昨夜、映画を見に行くつもりでいたのを取りやめた。そんなに暇ではないはずだ。しかし気力が途切れて回復基調には至らず、早目に寝ようと思ったらが、その前に何となく久々にGyaoを開けたらこの映画があって、タイトルからしてごくごく好みで見始めた。怖くてやめたかったが見たさもあって最後まで見た。1968年の制作ということ。アメリカのスパイ映画、といってもほとんど全く知らないけど、幻想の中のそれっぽい。舞台はまずは香港。日米交渉が進まない中、他の国々が香港で会議をしていて、その内容を盗むという任務を帯びた中野学校のスパイが香港に送り込まれる。主演は市川雷蔵で同僚は細川俊之で女スパイは小山明子。白黒の画面はカッコいいな。盗みには成功するのだがバレて拘束されて拷問されて自白させられそうになるが、ものすごい意志力でこれを乗り越えるのはさすがに陸軍中野学校の精鋭。で、じきに舞台は日本へ。

香港で盗んだフィルムを分析したところ、日本の中枢にスパイがいるに違いないということが分かって中野学校の面々がその調査に乗り出す。片っ端からスパイなので片っ端から人を信用しない、人を見たらスパイと思えという訓練が行き届いている様子がすごくよく分かる。男女関係もそれ。日本がどこをいつ攻撃するかが相手が欲しい情報で、ひとり捕まって薬物での自白で、12月8日で真珠湾であることがバレてしまう。当時はそれを打電しなければならないので、打電を急ぎたい米側とそれを阻止したい日本側の攻防がクライマックス。ここで阻止できずにいたらどうだったんだろうと思わずにはいられない。最後は海軍の不条理がほんのちょっと描かれ、失敗の本質で見たような組織の問題をにおわせるような雰囲気で終わり。海上自衛隊の問題がちょうどニュースになっていた。

by kienlen | 2014-09-02 09:57 | 映画類 | Comments(0)

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