her-世界でひとつの彼女-

極度の運動不足。昨夜は散歩を兼ねて傘を持って夜の映画に行った。往復すれば1時間。夜の7時台に始めてくれるのはちょうどいい。夕食食べて出かけて帰りにちょっと1杯できるから。雷もありそうな天気だったし、客は2、3人というところ。この映画は予告を見てちょっと興味を持って、上映時間が自分のライフスタイルにフィットしたから行ったものでさほど期待はしてなかった。ものすごく内向きでうんざりしても良さそうな映画だったけど、人間の本質を突いているというか、自己愛が強くて孤独は恋愛で癒されるとどこかで信じている人にとってはズキンとくるものではないだろうか。そうでない人にとっては、どうなんだろうか。まあ、相手がOSなので、生身だったらうんざりしそうなところがシュールな感じになっている。

主人公が手紙の代書屋というのがひとつの伏線ではある。私にとってあこがれの職業で、しかしこんな時代ではもうこの夢がかなうことはないだろうと思っていたのが、これって案外成り立つのかも、という気になって、まずそれが良かったというのがある。だいたいそんなことをする男が主人公なので、どういう性格かはそれで何となく想像できる。つまりこんな人を夫にしたら大変だろうなと。で、その通りに妻から離婚を迫られているのに決断できずにいる。そこに登場したのがOSの女性で、直感だけで会話を進めるという設定。それはもう自分と対話しているようなものなので理想的。結局自分が好きで、だから自信が持てないというあたりの矛盾が分かる感じ。イタイってこういうのを言うのかも。もうちっと若い時に見たらどうだろうか。痛すぎてダメかも。あるいはのめり込むかも。分からない。途中の場面とか最後とか、ちょっと子どもだまし過ぎないかと感じたけど、でも全体に嫌いではなかった。



by kienlen | 2014-08-24 09:32 | 映画類 | Comments(0)

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