爪と目

何年か、風呂で読む専用に雑誌2冊を定期購読していた。これだけあると毎日1度の風呂では足りないので面白いのがあると何度も入ることになる。ところが、そのうちの1冊でボリュームのある方がなぜか勝手にストップされてしまった。事務手続きの手違いには違いないが何だか面白くなくてそのままになっていて1冊しかないのでじきに終わってしまう。自分にとって風呂=雑誌を読むなので、窓辺に積んである過去雑誌を見たら文芸春秋があった。これは2年に1度くらい買うことがあるが、テーマは面白そうと思っても中身を濃く感じられずにさすがにここんとこ買ってない。それにしても風呂で本を読むという行為を伝えて設計してもらったわけではないが、たまたま本置き場として理想的なスペースがあるのは偶然だろうか。

で、その文春を見たら芥川賞発表の号だった。実はこれも読めないものの代表。読もうと思って買うのだが。でも他に選択肢がないって便利で爪と目というのを読み始めたら面白くて得した気分になった。最初の1行目と2行目が分からなくて読み返したが慣れればこの人称の移動みたいなのは大丈夫で面白かった。分かるなって感じの人物設定だった。それはそれとして選評が面白かった。これを選んでいる人が大変少ないようだというのも面白いし、評価も高くなかった。きっと見えないルールとまではいかないが、習慣みたいなものがあるのだろうか。しかしあくまでこれは一時しのぎで風呂本は課題。

by kienlen | 2014-08-18 14:41 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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