『はばたく上州娘―タイ王宮で生糸づくり』

地元の書店で全国のご当地本の特設コーナーを設けていた時に見学に行き、これを見つけた。上毛新聞社刊。子ども向けの童話っぽい作りなので買うのは迷ったが買ったのは、ずっと知りたかったことに少し触れられていたからだった。わざわざ調べてまで注文したいというテーマであればいくらでもネット注文できるが、何となくひかっかっているが、かといってどういう本があるのか調べるほどのものでもない、という時は偶然書店で見つけるものに惹きつけられるわけだから、やはり書店がなくなるのはつまらない。がんばれ、書店。

富岡製糸場が世界遺産になっただけあってその関連本がこの出版社から多く出品されていた。これも多分そういうことなんだろう。自分が興味を持ったのは一点。タイである。ずっと前、タイ語の練習CDを聞いていた時に「日本の専門家が来てタイの製糸の指導をした」というくだりがあり、本当なのかどうか、機会があったらどういう経緯か知りたいという気持ちはずっとあった。それでこれもご縁かなと思って買って読んでみた。事実に基づいての物語仕立て。子ども向けではあるが、ああこういう経緯だったのか、という一面は垣間見ることができて良かった。日本の近代化の基礎はシルクで作られたわけだが、タイにとっての位置付けがどういうものなのかまではここでは分からない。ジム・トンプソンのやつ、読んだ気もするが覚えてないな。

by kienlen | 2014-08-01 17:47 | 読み物類 | Comments(0)

信州で読んだり書いたり、時には旅したり


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