インサイド・ルーウィン・デイヴィス

タイトル、これで正しいのだろうか。中途半端な時間に臨時仕事が終わり、続いて本来の仕事をするには気力が失われ、家に戻って仕事しないと気分が重くなるので、ああ、もうビョーキだなあ、だったら外にいようという口実としての映画鑑賞。時間を見たらこれが良かったのと、歌聴けるかなと思ったのと、怖いのは見たくなかったのとでこれにしてみた。夫の店に寄って大好物のキュウリのソムタムを大量に食べて酒は飲まずに行った。時は1961年で、ルーウィン・デイヴィスという売れないフォーク歌手の1週間あまりの生活を描いたもの。ライブハウスで歌うところから始まり、同じところで終わる。全体的に不思議なタッチだった。

誰かをモデルにしているらしいが、そもそも当時のアメリカの音楽シーンを知っているわけではないので、そういう視点で見ることはできなかったが、知りもしないのに、ああ、あの頃はこうだった、みたいな気分になる詩的で退廃的な映像だった。確実に、自分の中のどこかの部分は刺激されるが、それがどこかが分からないという感じ。だいたい歌詞がすごい。死の香りに満ちている。その理由も分かるようになっているが、当たりさわりのない言葉かストレートな攻撃的な言葉かがありふれているようなのがうんざりな中でグッときた。これはフォークソングなんだろうか、ロックではないのか。区別も分かってないんだから、何でこういう映画を見たのかという話だが、じわじわ良かった感に包まれている。

by kienlen | 2014-07-28 23:12 | 映画類 | Comments(0)

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